貝殻や砂、サンゴの化石も 自然豊かな奄美ならではのキャンドル作り 大和小学校の親子

親子ら約30人が参加したキャンドル作り体験=17日、鹿児島県大和村の大和小学校
奄美の素材を使ったキャンドル作り体験が17日、鹿児島県大和村(奄美大島)の大和小学校(新村篤校長、児童27人)であった。同校の家庭教育学級の一環で、児童と保護者ら約30人が参加。海岸で集めた貝殻やシーグラスを瓶に詰め、奄美ならではのキャンドルに仕上げた。
講師は、奄美市名瀬のツアーガイド業、白畑梓さん(34)。名瀬にアトリエ「奄美のあーさ」を構え、観光客や地元向けの創作体験なども展開している。新村校長は「家庭は教育の基盤。創作を通じて島の自然に触れつつ、親子の仲も深めてほしい」と話した。
参加者は各自好みの瓶を選び、底に導火線の根本を固定。貝殻やシーグラス、砂、サンゴの化石などを思い思いに詰めた後、透明のろうを流し込んだ。白畑さんは「個性あふれる作品ばかり。親子の心を明るく、温かくするアイテムになればうれしい」と語った。
参加した親子は「シーグラスがきれいで、ろうは甘い匂いがした」「初めて参加したが、子どもたちが生き生きしていて自分も楽しかった」などと話した。
関連記事
「持ち帰らないで」 外来生物オオキンケイギク
特定外来生物のオオキンケイギク(キク科)が、和歌山県紀南地方の河川敷や道路沿いなどで鮮やかな黄色の花を咲かせている。取り扱いには注意が必要で、栽培や運搬、販売、野外に放つことなどが外来生物法で...
羽黒山中腹・南谷“芭蕉ゆかりの地”きれいに 羽黒小伝統の清掃奉仕 史跡整える
松尾芭蕉が「奥の細道」で1週間滞在した鶴岡市の羽黒山中腹にある南谷で21日、地元・羽黒小学校(八渡宗一郎校長)の子どもたちが伝統の清掃奉仕を繰り広げた。熊手を使ってスギの枯れ葉を集め“芭蕉ゆかりの地”...
ホワイトアスパラ無償提供 音更・竹中農場が帯広の仏料理店へ 恩人に感謝
音更町の竹中農場(竹中章代表)は、農場で収穫するホワイトアスパラガスを、フランス料理店「メゾン・ド・ルミエール」(帯広市西8南14、奥村彰教オーナーシェフ)に無償提供、同店で23日からホワイトア...
「日本一学生が活躍するまちづくり」始動 若者の視点で施策吟味【宇部】
宇部市は21日、学生と一緒に市の事業を企画・提案する「日本一学生が活躍するまちづくりワークショップ」の第1回を山口大工学部の「志イノベーション道場」で開催した。公募に応じた県内の学生43人が...