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「元気に生まれてね」 ウミガメの卵を保護 奄美大島・屋仁小学校

学校近くの海岸で見つかったウミガメの卵を校内のふ化場に移す児童ら=9日、奄美市笠利町の屋仁小学校

 鹿児島県奄美市笠利町の屋仁小学校(神田哲郎校長、児童19人)は9日、近くの海岸で見つかったウミガメの卵118個を校内のふ化場に移した。10年目となる恒例の保護活動で、産卵を確認したのは2年ぶり。児童らは「元気に生まれてね」と願い、ふ化まで見守る。

 産卵した海岸は防波堤から海までの砂浜が狭く、卵がふ化しにくい環境となっている。同校は2012年、奄美市の許可を得て校内にふ化場を設置。19年までに累計1119個の卵を保護し、うち864個をふ化させた。子ガメは同じ海岸から放流している。

 昨年は産卵が確認できず、2年ぶりの活動となった。9日早朝、砂浜にウミガメとみられる痕跡があり、専門観察員が卵を確認。児童らは卵を掘り出して数を確認し、ふ化場に埋め直した。5月23日にも産卵があり、ふ化場では現在237個の卵を保護している。

 初めて参加した1年生の児童は「卵が変な感触で面白かった。元気に生まれてきてほしい」と笑顔。6年生の児童は「久しぶりにウミガメが産卵しに来てくれてうれしい。屋仁小ならではの活動なので大事にしたい」と語った。

 同校の調査記録によると、産卵からふ化までの期間は平均59・3日。7、8月ごろにはふ化し、放流できる見込みだという。

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