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環境省「努力、評価された」 自然遺産「登録」勧告、輪禍対策など課題も

奄美・沖縄への「登録」勧告を受けて記者会見した植田明浩自然環境計画課長(右から2人目)ら=10日、環境省

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関・国際自然保護連合(IUCN)の勧告を受けて、環境省の担当者らが10日夜、記者会見を開いた。再挑戦の奄美・沖縄への「登録」勧告について「3年前の延期勧告を日本が真摯に受け止め、推薦書を修正した努力が評価された。大変ありがたい」と報告し、7月の世界遺産委員会の最終審査に向けて「勧告通りの登録になるよう気を引き締めていきたい」と述べた。

 環境省自然環境計画課の植田明浩課長らがIUCNの評価や指摘された課題について説明した。遺産の価値を示す評価基準(クライテリア)については、「生物多様性の保全上、重要な地域」と高く評価された。

 新たな課題として、西表島の観光客の上限設定や、アマミノクロウサギやイリオモテヤマネコ、ヤンバルクイナなど希少種の交通事故防止対策など4項目が指摘された。2022年12月1日までにユネスコへの報告が求められる。

 18年5月の「登録延期」勧告からの再挑戦について、植田課長は「地元関係者や関係機関がそれぞれ延期勧告を後ろ向きに捉えず、改善しようという気持ちが持続でき、3年で登録勧告になった」と振り返り、「まだゴールではないし、登録後の管理にも注目が集まっている。とにかく延期を経て再スタートできることが本当にうれしい」と話した。

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