里親として飼育してきた稚魚放流【釧路】
釧路川に放流されるサケの稚魚
釧路シャケの会は5日、釧路川にサケの稚魚を放流した。コロナ禍の影響でイベントやセレモニーは行わず、ふ化場から譲り受けた1万5000粒の卵を、保育園や幼稚園などで里親として飼育してきた稚魚を放流。小さな命が元気に、母なる釧路川を泳ぎ始めた。
今回、里親を務めたのは釧路わかくさ保育園、ひぶな幼稚園、仏教釧路幼稚園、湖畔幼稚園とホーマック、釧之助の水族館と会員など。
例年の放流式は5日の「こどもの日」に合わせて釧路フィッシャーマンズワーフMOO前の岸壁で実施しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止から里親の子供たちの参加が見送られた。さらに、これまで同会をけん引してきた小杉和寛会長が2月に急逝したため、清水信彦会長代行を中心に、会員らが市内材木町の舟着き場前で放流作業を行った。
小杉会長は生前「釧路の自然を大切にし元気で帰ってくるサケの姿が見える川にしたい」と話していた。会長代行として放流を行った清水さんは「コロナ禍でセレモニーはできなかったが、無事に稚魚を放流することができてよかった」とスイスイ元気に泳ぐ稚魚の姿を見守っていた。
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