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釧路新聞社

アイヌ工芸新商品、明日から東京で展示【阿寒湖】

伝統を大切にしつつ現代の感覚を取り入れた5種類の新商品(阿寒アイヌコンサルン提供)

国のアイヌ政策推進交付金を活用した「阿寒湖アイヌアーティストのブランド化事業」として行われているもので、予算額は2327万円。阿寒湖のアイヌ工芸品の価値を高めるプロジェクト「AKAN AINU ARTS&CRAFTS→NEXT」の一環。

 プロジェクトは昨年度から始まり、阿寒湖のアイヌ工芸作家9人の作品や人柄などを紹介する公式ホームページの立ち上げを中心に実施。今年度はいよいよ商品開発と販売に取り組むこととなり、工芸作家たちと民間企業のクリエーターとのコラボによる5点の新たな商品が完成した。

 工芸作家で歌い手でもある郷右近富貴子さんは、札幌の印刷会社と共同で「藍染のスカーフ」、彫金作家の下倉洋之さんは金沢の金(きん)箔(ぱく)メーカーと組んで「ガラスのショープレート」、木彫作家の瀧口健吾さんと平良秀晴さんは札幌のセレクトショップと共同で「キツネのオブジェ」「カッティングボード」をそれぞれ制作。  また、札幌市などのレストランで活用され廃棄される予定の食器を買い取り、木彫作家の床州生さんや渡辺澄夫さんらがアイヌ文様を彫り入れ、下倉絵美さんらがパッケージをデザインしたという皿「チカライタ」も誕生した。

 これら5品は、東京都渋谷区の渋谷ヒカリエ8階で開催される地域商品を集めたイベント「ジャパンブランドフェスティバル2021」で展示される。7日午後1時からは、廣野理事長らがオンラインでイベントに参加する。

 また、プロジェクトの公式サイトには、木彫職人の日川清さんと刺しゅう作家の鰹谷エリカさんを追加し、計11人のアーティストを紹介。新商品に関する対談、工芸品カタログも今後掲載される予定。  平良さんは「アイヌ文様が多くの人の目に触れる機会になればうれしい」とコメントした。市阿寒観光振興課では「新商品は準備ができ次第、各工芸作家の運営店舗で販売されるが、東京での展示などを通じてさらに販路を開拓していく」としている。

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