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通販で八重山を支援 岐阜の石垣島宣伝部長仲大盛さんら

石垣島みね屋工房から取り寄せたみんさー織のグッズを手に笑顔を見せる河村登美子さん(前列中央)と仲大盛克才さん(同右)ら=2月16日、岐阜県の河村登美子さん宅(仲大盛さん提供)

 【岐阜】「観光客が途絶えた八重山を支えたい」。岐阜県在住で石垣市観光交流協会が任命する石垣島宣伝部長を務める仲大盛克才さん(78)=真栄里出身=が有志らとともに八重山の特産品を取り寄せ、コロナ禍で苦しむ故郷の支援を行っている。

 仲大盛さんは48年前から岐阜県揖斐郡で生活し、これまでにろうあ者グループやフォークダンスクラブのツアーを組んで来島するなど八重山と岐阜の交流に尽力してきた。三線と舞踊を学ぶ「うるまの会」も設立、八重山の歴史を学ぶ勉強会の開催など文化・芸能の魅力発信も積極的に行っている。

 毎年岐阜から20~30人の八重山ファンを引き連れて来島していたが、昨年は新型コロナの影響で自粛。「何か力になれないか」と模索していたところ、2年前に来島した河村登美子さん(75)が通販での支援を考案。友人13人や仲大盛さんと協力して石垣島みね屋工房からみんさー織りのバッグやポーチなど40点近くを注文した。

 河村さんは「みんさー織は肌触りが良くもう一度注文したいと思っていた。今後も大好きな島の支援をしていきたい」と語る。

 みね屋工房の高嶺幸子代表取締役は「うれしい。感謝してもしきれない。コロナで大変な思いをすると同時に観光客にいつも支えられていたんだと実感する」とありがたさをかみしめた。

 これをきっかけに他のメンバーも通販で市内企業からかまぼこや泡盛、もずく、黒糖などを取り寄せるなど支援の輪が広がっている。

 仲大盛さんは「いい仲間。コロナが収まったら皆でもう一度行こうと言い合っている。離れていても人のつながりが弱まることはない。これまで続けてきたことがこういう形で花が咲いて良かった」と喜んでいる。

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