市営バス使い本の返却サービス
市営バス最前席に設置されている返却用かご
宇部市交通局(大谷唯輝局長)は、市立図書館と学びの森くすのきで借りた書籍を市営バスで返却するサービスの実証実験を行っている。期間は3月31日まで。 2018年に条例を改正し、制度として「貨客混載」ができるようにしており、バスの活用法を模索。昨年10月のダイヤ改正で、宇部新川駅を発着点とし、市立図書館に乗り入れる市街地循環線が誕生したのを機に実証実験を始めた。 市営バスすべての路線で返却は可能。各バスの最前席に返却用のかごが設置してあり、バスに乗ることなく利用できる。かごに入れられた書籍は、宇部新川営業所にいったん集められ、1日1回、市街地循環線で図書館に運び、運転手が返却ボックスに入れて完了する。 昨年10月からの実績は、10月が27冊、11月が104冊、12月が88冊。実験終了後の4月以降は、有料化した上での運用を予定しているという。同局の徳永公正次長は「現状は無料ということもあって、当初の想定以上に利用数は多い。有料化して利用があるかという問題もあるが、物流事業者として地域定着を図るためにも、貨客混載の取り組みは模索していきたい」と話す。
関連記事
芽室に新たな観光コンテンツを 食や農業のモニターツアー実施
芽室町の新たな観光コンテンツの構築を目指したモニターツアーが24日、芽室町坂の上の「とかち芽室の百笑farm(ファーム)」で開かれた。町内で農業、飲食、観光業に携わる有志らを中心に企画。知り合い...
酒田港 基地港湾に指定
遊佐町沖、酒田市沖で進む洋上風力発電の事業化に向けて国土交通省は26日、酒田市の酒田港を港湾法に基づく「海洋再生可能エネルギー発電等拠点港湾(基地港湾)」に指定し、酒田港港湾管理者の吉村美栄子県知...
地元の歴史や名所歌う「今昔かるた」 埴生小・中の図書館ボランティアが制作..
「埴生祇園 1100年の古(いにしえ)より」。山陽小野田市埴生地区の歴史や文化、名所を歌った「埴生今昔かるた」が、埴生小・中(東原秀一校長、265人)の玄関奥の大階段に飾られ、児童や生徒たち...
「元気で大きくなって」 ウミガメ放流、児童ら見守る 奄美海洋展示館
鹿児島県奄美市名瀬の奄美海洋展示館は25日、飼育していた6歳のアオウミガメを放流した。2017年夏に大浜海浜公園でふ化後、陸で衰弱していたところを保護された個体。遠足で同館を訪れていた奄美小学...