県が新型コロナワクチン接種の対策会議開く

ワクチン接種のスケジュールについて示す村岡知事(県庁で)
県は医療従事者への新型コロナウイルスワクチン接種を3月から優先的に開始する。高齢者や一般県民への接種時期は未定。21日に県庁で第1回「新型コロナウイルスワクチン接種対策会議」を開き、準備状況などを確認した。
ワクチンはファイザー社製で、超低温での保管が必要。専用の冷凍庫を病院や公的施設に配備する必要があるという。県内の医療従事者向けには2月下旬に18台が届く予定で、医療従事者1000人以上の大規模病院に配備。3月中をめどに、対象となる4万人の医療従事者に接種する。
6月中には一般県民向けに87台が追加される。冷凍庫を配備し、ワクチンの保管・管理を担う病院などの基本型接種施設の他、診療所などでも接種できるようにする。
診療所は、一つの基本型接種施設につき3カ所まで。県内でワクチン接種が可能な医療機関は、最大で420カ所となる。
地域住民の接種は高齢者や基礎疾患のある人を優先しながら、市町が実施主体となって進める。詳細なスケジュールは未定。
会議は県や各市町の首長、医療関係者らで構成。同日、記者会見を開いた村岡嗣政知事は「ワクチンが感染対策の決め手になると期待している。大規模かつ迅速な接種ができるよう、万全の対策で臨みたい」と述べた。
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