全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

寒晒そば清流に30日間 長野県伊那市の高遠そば組合

玄ソバを入れた袋を川に浸す高遠そば組合の会員ら=5日午前、伊那市長谷の粟沢川

 伊那市の高遠そば組合は二十四節気の「小寒」の5日、江戸時代に高遠藩が将軍家に献上した寒晒そば「暑中信州寒晒蕎麦」の今季の寒晒し作業を、同市長谷の粟沢川で始めた。防寒具を着込んだ会員らが水温3度の川に入り、玄ソバが入る袋を浸してひもで固定。寒さが極まるこの時期から「立春」までの30日間を清流に浸し、立春後の2月4日に揚げて寒風にさらす。

 寒晒しはソバのあくを抜き甘みを増やすという。昨年まで浸水は大寒から立春までの15日間だったが、今年は江戸時代の文献の記述に沿って30日間実施。ソバに含む総タンパクの成分量や甘みを従来の期間に浸した分と比べ、独自の寒晒し方法を探る。大学院でソバに関する研究をしていた同市高遠町のそば店「壱刻」の山根健司店主(55)=同組合会員=が発案した。

 今季は玄ソバ約160キロを用意。7月に市内7店で各150食、計1050食ほどを十割で提供する。そば好きに人気が高く、毎年すぐに完売するという。高島良幸組合長(65)は「歴史的な背景を持ち、昔の知恵と現代の研究を合わせた方法で作っているそば。その年の味を楽しんでほしい」と話していた。

関連記事

「菖蒲湯」身清め香りで邪気払い 帯広・自由ケ丘温泉

 帯広市内の自由ケ丘温泉(自由が丘4、鳥谷繁樹代表)で5日、端午の節句に合わせて「菖蒲(しょうぶ)湯」が登場し、入浴客を楽しませた。  中国では厄払いや薬草としてショウブを湯に入れる風習があ...

長野日報社

観光客らに癒やし 諏訪湖畔「かりん並木」花見頃 長野県諏訪市

 長野県諏訪市の諏訪湖ヨットハーバー近くの「かりん並木」で、淡いピンク色のマルメロの花が見頃を迎えた。サイクリングロードや市道湖岸線を行き交う地域住民や観光客らの目を楽しませている。  市に...

北羽新報社

萌え立つ高山 「みどりの日」に登山、心地よい汗 藤里町

 白神山地世界遺産センター藤里館活動協議会の「みどりの日の集い 高山登山」は4日、藤里町内で開かれた。高山(388㍍)山頂を目指した参加者たちは木漏れ日の中、山野草を観察しながら登山道を登り、...

春季大祭開幕でにぎわう豊川稲荷

 豊川市の豊川稲荷で4日、春季大祭が始まった。みこし渡御や稚児行列などあり、大勢の参拝客でにぎわった。5日まで。  豊年祈願祭とも呼ばれ、豊作を願う。「豊年じゃ、豊年じゃ」の掛け声が特徴のみ...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク