ふるさとの味で元気に 帰省できない県外学生支援 「つるおか食の応援便」4セット登場
新型コロナウイルス感染拡大に伴い年末年始の帰省への慎重な判断が求められる中、鶴岡市は地元の特産品を送って市出身の県外在住学生の生活を支援し励まそうと、「つるおか食の応援便」の事業に乗り出した。応援便は米や餅、レトルト総菜、菓子など1万円相当(送料込み)の食品を詰め合わせた4種類のセットを準備し、1つを選んでもらって宅配する。申し込みから到着までは10日程度を予定している。
支給される食品セットは▽Aセット=はえぬき10キロ、パックライス、うどん(乾麺)、漬物、玉こんにゃく、果物ジュースなと▽Bセット=つや姫5キロ、餅、絹入りラーメン(乾麺)、しそ巻き、果物ジュース、米粉パンなど▽Cセット=つや姫・雪若丸各2キロ、パックライス、餅、山ぶどう果汁、ブルーベリージャム、そばかりんとうなど▽Dセット=つや姫2キロ、そば(乾麺)、芋煮レトルトパック、ブルーベリージュース、からからせんべい、鶴姫レッドメロンサンド―の内容。
対象は1鶴岡市内の中学校を卒業212月1日現在、県外に居住し県外の大学、大学院、短大、専門学校などに学生として在籍3保護者が鶴岡市内に在住―の3つが条件。申し込みは鶴岡市電子申請フォームによる本人申請か、市広報1月号に同封するチラシによる書類申請がある。書類申請は保護者も申し込みでき、市地域振興課、各地域庁舎総務企画課へ提出する。いずれも学生証の写しを添付して申し込む。来年2月26日まで受け付ける。
市は対象者のうち7割相当の1700人程度の申請を見込み、事業費1741万円を措置した。県外在住学生への生活応援は、忘・新年会の自粛なども含め消費が減退している地元農産物などの生産者支援にもつなげる。
22日現在、電子申請を中心にすでに約250件の申し込みがある。市地域振興課は「申し込み時の3密を避けるため、市ホームページから、より簡単に申し込みできる電子申請への協力をお願いしている。地元に居る家族から本人に電話やメールなどで連絡してもらえれば」と話している。

鶴岡市出身の学生に送られる「つるおか食の応援便」のAセット(左上)、Bセット(左下)、Cセット(右上)、Dセット
関連記事
古民家のゲストハウス 梅の産地にオープン
和歌山県みなべ町晩稲に古民家のゲストハウスがオープンした。日本最大級の観梅の名所「南部梅林」の近くにあり、観光客だけでなく、梅の収穫など援農者の利用も期待する。将来は農業などの体験も提供したい...
学生考案レシピを朝食で提供 新苫小牧プリンスホテル和
職業訓練校「野口観光ホテルプロフェッショナル学院」2年生の田村朝華さん(20)が考案した「トマトのおかゆ」が、新苫小牧プリンスホテル「和~なごみ~」の朝食メニューで提供されている。 野口観光...
東北一広い市域 フィールド調査 東北大公共政策大学院 学生9人鶴岡市で活動 旧..
東北大公共政策大学院(仙台市)修士1年の学生9人が4―6日の日程で鶴岡市を訪れ、旧町村部の地域振興に関する政策提言に向けたフィールド調査を行った。今後、政府機関や全国町村会事務局などにもヒアリングを行...
県内60の〝校歌山〟を紹介 松永さん出版【宇部】
宇部市野中5丁目の松永昌治さん(60)が、小・中・高校の校歌で歌われている山を紹介した「山口県の校歌山」(徨山舎)を出版した。60座を厳選し、特徴や登山ルートも掲載。市内では旧厚東中を含めて市...