加茂水族館 から箱根へ アザラシ姉妹引っ越し
鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)で今春に生まれたゴマフアザラシの姉妹「ぼたん」と「ひまわり」が神奈川県の箱根園水族館へ移動することになり、25日朝、関係者に見送られながら鶴岡を発った。

今年生まれたゴマフアザラシが神奈川県の水族館へ引っ越し。職員らが別れを惜しんだ
姉妹は3―4月にかけて生まれたメスのゴマフアザラシ「こうめ」「ぼたん」「ひまわり」の3頭のうちの2頭。名前には暗い話題が多い中で明るい気持ちになるようにと、花のようにきれいで元気にすくすく成長してほしいという願いが込められている。ぼたんは体重約38㌔、体長約120㌢、ひまわりは体重約33㌔、体長約110㌢にまで成長した。2頭は一緒にくっついて寝たりするなど仲の良い姉妹という。箱根園水族館からの依頼もあり、近親交配を避けるために血縁関係のあるアザラシのいない同水族館への移動が決まった。
同日は奥泉館長をはじめとする職員らが集まり、2頭をバックヤードからゲージに移し、さらに輸送用の車へと移動させた。職員はカメラで記念撮影するなどして別れを惜しみ、2頭の成長を見守ってきた飼育員の伊藤愛さん(29)は「来館者に明るい気持ちになって癒やされてほしい」と目を細めていた。
引っ越し先となる箱根園水族館には現在ゴマフアザラシはおらず、オスのバイカルアザラシ1頭がステージショーを担っている。同水族館担当者は「3頭そろってのステージショーが見られる日を目指して、半年かけて勉強させたい。2頭の成長はまだまだこれから。ぜひ見に来てほしい」と期待を寄せている。
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