サイクリングで活性化 空港会社と連携協定
サイクリングを通じた活性化に連携して取り組む協定を締結した(右から)南紀白浜エアポートの岡田信一郎社長、西前啓市古座川町長、奥田誠上富田町長、岩田勉すさみ町長=20日、和歌山県白浜町で
サイクリングを通じた地域活性化に取り組もうと、上富田町とすさみ町、古座川町、南紀白浜エアポートは20日、連携協定を結んだ。充電が必要な電動アシスト付き自転車の乗り換え、乗り捨てや、車両の融通の実現を目指す。商品開発も検討する。
エアポート社が運営する南紀白浜空港(和歌山県白浜町)で締結式があり、上富田町の奥田誠町長、すさみ町の岩田勉町長、古座川町の西前啓市町長、エアポート社の岡田信一郎社長が協定書に署名した。
呼び掛け人という岩田町長は「3町のポテンシャルは高く、連携することで可能性はより広まる。地域発展に向けて頑張りたい」と決意を語った。4者では、紀南の他の市町との連携も模索する。
3町では以前から、サイクリングに関する取り組みを進めていた。上富田町では、一般社団法人が運営する拠点が7月にオープンした。すさみ町では、コース途中で郷土料理を振る舞う大規模なイベントを2017年から開催(今年は新型コロナウイルスの影響で中止)。古座川町でも、観光協会がコースを紹介している。
3町では、貸し出せる自転車が計約40台ある。すさみ町は年度内にも、20台ほど追加する予定という(いずれも電動アシスト付きを含む)。
一方、エアポート社も空港を「交通の拠点」にすることを目指している。自転車関連では、空港から出発できるようにターミナルビルに着替え部屋を設けているほか、来年完成予定の新ビルではレンタサイクルを計画している。
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