写真も育児も常に全力 蜷川さん帯広でトークショー
道立帯広美術館で作品展が開かれている写真家の蜷川実花さんが12日に来帯し、帯広市内の北海道ホテルで催されたトークショーに出演した。蜷川さんは集まった200人のファンを前に、アーティストとして作品に込めた思い、2児の母としての素顔について率直に語った。

作品に込めた思いや育児などについて語った蜷川実花さん(帯広市内の北海道ホテル)
特別展「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」(帯広美術館、帯広市、十勝毎日新聞社など主催)の関連事業。蜷川さんの数々の創作活動に関わっているプロデューサー・ディレクターの鈴木心(しん)さんが、トークの相手役を務めた。
蜷川さんは特別展で注目を浴びる著名人のポートレートについて、「撮るからには絶対に美しく撮りたい-と考えていると、どんどん『飾り』が増えていく」と説明。
蜷川さんの作品・仕事を象徴する「花」に話題が及び、広告写真の撮影終了後も使用した花の写真を撮り続けたエピソードが披露されると、「撮影にこだわる理由は言語化できない」と熱く語った。
仕事がある日も早朝から子どもの弁当を用意し、夜は仕事をする前に寝かしつけるなど、育児に全力で取り組んでいることも紹介。「小さい頃から『何かしなくては』という思いが強い。(仕事と育児に境界はなく)常に“オン”の状態」と話した。
蜷川さんはトークの前段で帯広美術館を訪れ、特別展を見学した。特別展は12月6日まで。観覧料は大人1300円、大学生500円、高校生以下無料。
関連記事
中学生が園児や児童を誘導 小浜小中など合同で避難訓練
【小浜】小浜小中学校で16日、同校と小浜保育所、支援センター職員、小浜消防団、小浜駐在所が合同で津波避難と保護者引き渡しの訓練を行った。 八重山諸島近海を震源とするマグニチュード8(最大震度...
古谷が初出場V/第39回全日本トライアスロン宮古島大会/女子は平柳、初戴冠
第39回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)は20日、池間島を含む宮古全域を舞台に、161㌔のコースで行われた。古谷純平(33、東京都)が6時間3分57秒で初出場初優勝を果たし、寺澤光介...
「強人」称号手中へ トライアスロン宮古島大会 1491人がエントリー 今..
第39回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)は20日午前7時に下地与那覇の前浜ビーチを出発、市陸上競技場をゴールとする161㌔で行われる。47都道府県と15の国と地域から計1491人のト...
船浮音祭りを堪能 人口46人「陸の孤島」に700人
祭りは晴れ空のもと正午に幕開け。トップバッターを飾った池田卓さんはピアニスト・野崎洋一さん、ギタリスト・金川哲也さんらの演奏で「ちばりよー」や「島の人よ」、「教えてくれよ」、「おばあちゃんの...