協力しながら松葉を集める小・中学生ら（波雁ケ浜松林で）

　東岐波小（小野晃子校長）の５年生１０５人と東岐波中（安田尚弘校長）の１年生１０７人が２４日、岐波の古尾八幡宮周辺の波雁ケ浜松林で保全活動に汗を流した。落ち葉や倒木を集め、台風、潮風などから東岐波地区を守っている松林を清掃した。 　 　昨年度から合同地域学習の一環として実施。この日は児童・生徒や学校運営協議会委員、東岐波郷土誌研究会員ら約２５０人が参加した。子どもたちは小・中合同１０人程度のグループで、協力しながら熊手やほうきを使って作業を進めた。回収した枝葉や松ぼっくりは数カ月寝かせて堆肥にし、両校が世話する花壇などで使用する。 　 　同小５年の冨岡湘生君は「松林の歴史を学べた。これからも大切にしようと思いながら作業を頑張った」と話し、同中１年の本瀬沙来さんは「小学生と交流できる良い機会だった。松林について考えるきっかけにもなった」と振り返った。 　 　この松林は、戸坂造園土木（戸坂隆男会長）が枯れ松の伐採など維持管理をしている。同中の生徒は学校に戻って戸坂会長による講演を聞き、保全について考えを深めた。