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荘内日報社

“友情の一射”力強く放つ リモートアーチェリー親善大会で交流

 鶴岡ホストタウン日本モルドバ・リモートアーチェリー親善大会が12日、鶴岡市と東欧モルドバ共和国の2カ所を結んで行われた。「KAKEHASHI2020」と副題が付いた大会は時差6時間の両国で同時進行で行われた。午後3時15分に小真木原南多目的広場で開会式が行われた。選手宣誓では小角知(おずみさとし)選手(鶴岡四中2年)が「コロナでできなかった練習もできるようになり、モルドバの皆さんとの友情を重ね、一射一射全力で射ることを誓います」と力強く語った。ワンテンポ置いて、午前9時15分に開会を迎えたモルドバの同年代14歳の女子選手アナスタシア・チェカノヴァさんが「スポーツ選手の名誉に懸けて戦うことを誓います。カケハシの大会が成功することを祈っています」と宣誓。森の中に青空が見える会場の様子に、大型モニターを見やった鶴岡の選手たちから拍手が湧き上がった。

 試合形式は高校生以上70メートル72射、中学生30メートル・18メートル72射で鶴岡では40人が参加した。

 大会開催のアイデアは7月下旬ごろに挙がった。大学などのオンライン授業で使われている1回で100人が加われるZoom配信に着目。「東京五輪は延期されたが、スポーツの新たな国際交流の形として“ありかもしれない”と思った」とホストタウン企業協賛会の武田啓之会長(59)=渡会電気土木社長=らが発案、モルドバの現地と何度もテスト交信し、大会当日を迎えた。

 目新しい取り組みに東京オリンピック・パラリンピック事務局も配信に参加、通訳らを含め16カ所が結ばれた。「こうしたリモート大会はポストコロナの一つの形になるかもしれない」と武田会長は各種スポーツの将来像としても語っていた。

 五輪候補の中村美樹選手もエキシビションマッチで現地の同じく五輪候補のアレクサンドラ・ミルカ選手とリモート対決。「結果よりも、気持ち的に良い刺激をもらいました」と歓迎の言葉を口にした。来年8月の東京五輪本番に向けモルドバは鶴岡市で事前合宿を行うことになっている。

鶴岡の小角選手が選手宣誓

モルドバのチェカノヴァ選手が画面を通じて宣誓した

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