全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

宇部日報社

宇部市が旧宇部井筒屋の改修基本計画案を発表

外観のイメージ(提供)

 宇部市は31日、旧宇部井筒屋の改修基本計画案を発表した。まちなか図書館、ブック&カフェ、子どもプラザなどを配置し、中心市街地のにぎわい拠点となる複合施設として再生させる。2022年秋ごろのオープンを目指す。    同施設は同店閉店後の19年6月、宇部商工会議所有志の寄付を原資に市が取得。将来的な利活用に向けたにぎわい創出の実証実験の場として、翌7月に常盤町1丁目スマイルマーケット(トキスマ)をオープンした。今年6月にはレンタル大手「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と連携協定を結び、青木茂建築工房・さくら設計共同企業体(JV)に委託して作成を進めていた基本計画・基本設計に提案を反映させた。    1階には、コーヒーなどを飲みながら読書できるブック&カフェ、蔵書と書店の雑誌類を合わせて約4万冊を備えるまちなか図書館、地域商材販売エリアを配置。2階には学生らが落ち着いて学習できるスペースや、リモートワークなどに活用できるよう無線通信Wi―Fi(ワイファイ)環境を整備するとともに、芸術・文化の発信拠点となる多目的のギャラリーを設置する。    3階は「遊び」「学び」「安らぎ」「交わり」の四つの機能を集約し、子どもとその家族にとって安心で安全な居場所となる子どもプラザを整備。4階には、サテライトオフィスや次世代移動通信規格「5G」を活用して起業・創業につなげていくインキュベーションオフィスなどを配置する。地階は飲食店となり、施設全体の年間目標来場者数を70万人に据える。    現在の6階建てのうち、耐震性が不足する5、6階部分を解体・減築して4階以下を改修する。施設整備費は約29億円で、ブック&カフェや子どもプラザの内装工事を主要因に当初の想定より6億円余り増える。負担内訳は国が約12億1000万円、市が16億9000万円。年間の施設維持管理費は、指定管理料1億9000万円など計約2億1000万円になる見込みという。    同日の記者会見で久保田后子市長は「閉店発表から2年間で、ここまでくることができてうれしく思う。市民や市議会の熱い思いと協力に感謝したい。多様な魅力を持ち、多様な人に使ってもらえる魅力ある施設にしていきたい」と述べた。    市では9月3日開会予定の市議会9月定例会に「(仮称)宇部市トキスマにぎわい交流館」の設置条例案を提出する。可決されれば、今年度中に基本設計・実施設計を完了させて21年度に工事着手する。

関連記事

芽室に新たな観光コンテンツを 食や農業のモニターツアー実施

 芽室町の新たな観光コンテンツの構築を目指したモニターツアーが24日、芽室町坂の上の「とかち芽室の百笑farm(ファーム)」で開かれた。町内で農業、飲食、観光業に携わる有志らを中心に企画。知り合い...

荘内日報社

酒田港 基地港湾に指定

 遊佐町沖、酒田市沖で進む洋上風力発電の事業化に向けて国土交通省は26日、酒田市の酒田港を港湾法に基づく「海洋再生可能エネルギー発電等拠点港湾(基地港湾)」に指定し、酒田港港湾管理者の吉村美栄子県知...

宇部日報社

地元の歴史や名所歌う「今昔かるた」 埴生小・中の図書館ボランティアが制作..

 「埴生祇園 1100年の古(いにしえ)より」。山陽小野田市埴生地区の歴史や文化、名所を歌った「埴生今昔かるた」が、埴生小・中(東原秀一校長、265人)の玄関奥の大階段に飾られ、児童や生徒たち...

「元気で大きくなって」 ウミガメ放流、児童ら見守る 奄美海洋展示館

 鹿児島県奄美市名瀬の奄美海洋展示館は25日、飼育していた6歳のアオウミガメを放流した。2017年夏に大浜海浜公園でふ化後、陸で衰弱していたところを保護された個体。遠足で同館を訪れていた奄美小学...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク