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伝統の家紋に興味持って

母校の朝二小で伝統的な紋章を折り紙で切って遊ぶ「紋切り遊び」を指導する紋上絵師の地主さん

 鶴岡市出身で京都紋章工芸協同組合理事長を務める紋上絵師(もんうわえし)、地主成利さん(62)=京都市中京区在住=が19日、同組合が創立70周年を記念し発行した工作ブック「平安紋鑑もんきりあそび」200冊を市教育委員会に寄贈。同日は母校の朝暘第二小学校で3年生を対象に紋切り遊びのワークショップを行い、日本の伝統的な家紋の歴史や遊びを紹介した。

 地主さんは鶴岡二中出身。中学校卒業後、6年にわたり市内の紋章工芸店で修業。22歳の時に京都に移り、94年に経済産業大臣が認定する伝統工芸士へ。京都紋章工芸協同組合副理事長などを歴任。着物に家紋を描く紋上絵師として活躍中で、2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」で衣装の家紋を担当するなどした。

 「平安紋鑑もんきりあそび」は、1936年に作成された約4000種の家紋を集めた見本帳「平安紋鑑」を基に、昨年の創立70周年記念として折り紙で切って遊べる工作ブックとして発行。約60種の紋を紹介し、折り紙を折ってはさみなどで切って遊ぶ紋切り遊びの型紙と折り紙などがセットとなっている。

 日本の伝統的な紋章について興味を持ってもらいたいと、地主さんが郷里の小中学校への寄贈を申し出。この日は贈呈を前に朝二小でワークショップを行い、3年生57人が参加。地主さんは「家紋は中国から伝わり、1000年以上の歴史がある」などと紹介し、折り紙の基本の折り方を指導。折った折り紙に型紙を置いて線をなぞり、子どもたちがはさみを入れ広げてみると、五角形の「結び桔梗」に。子どもたちは夢中になって「雪花」や「かに」といった紋切りに挑戦していた。

 後藤風香さん(9)は「どんな形になるのか想像がつかなかったけれど、楽しい。家でもやってみたい」と話し、地主さんは「家という認識が薄れ家紋が忘れられつつある中で、紋切り遊びをきっかけに家紋に興味を持ってもらえたら。子どもたちが折り紙を切って、広げた時に見せる笑顔を見てやって良かったと思った」と話していた。

 ワークショップ終了後、その場で地主さんが加藤忍教育長に目録を贈呈した。市教委では市内の小中学校全校に配布することにしている。

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