汚泥堆肥化施設が完成

下水処理場から出た脱水汚泥を発酵処理して堆肥化する装置(みなべ町東本庄で)
和歌山県みなべ町東本庄に、下水処理場などから出た脱水汚泥を堆肥化する施設「みなべコンポストセンター」が完成した。県の検査を経て許可が下り次第、稼働する予定。今のところ、町の浄化センターで年間500トンくらいの脱水汚泥が出ており、紀北にある業者に処理委託しているが、同施設での処理に切り替えることでコストの削減が期待できるという。
場所は元のうめ21研究センター。土地や一部の建物を町から借り、みなべ町や田辺市、上富田町、白浜町の11社でつくる「再創(りそう)社」(本社・みなべ町芝)が建設、運営する。
汚泥を堆肥化する装置は密閉式で高さは約8メートル。運び込まれた汚泥を投入し、菌の力で分解、乾燥させる。できた堆肥は別の機械でペレット化して製品として地域の農家に販売する予定。1日当たり4・9トンの汚泥の処理能力がある。また、臭い対策として、水洗脱臭や微生物(軽石)脱臭をし、消臭液を噴霧した上で、上空へ吹き上げるようにしているという。
24日には、行政関係者らが施設を視察した。同社の西山孝三代表は「汚泥を安定した良い商品にリサイクルして、農家に使っていただくことで循環型社会につながる。行政、農家、業者と皆にメリットがある取り組みであり、地元密着の業者として地域環境、世界農業遺産に少しでも貢献ができればと思っている」と話している。
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