咲き始めから散り終わりまで4種類の絵柄を用意する
長野県伊那市高遠町の一般社団法人・環屋は、高遠城跡「御城印」の桜柄を新たに作り、城址公園の観桜期に同所(旧中村家住宅)で販売する。▽咲き始め▽五分咲き▽満開▽散り終わり―の4種類の柄を用意。開花宣言翌日から「咲き始め」柄の販売を始め、桜の現況に応じて扱う柄を変えていく。「『さくら祭り』は中止となったが、高遠の桜は楽しめる。まち歩きをしながら特別な御城印を入手して」と呼び掛けている。
御城印は、令和の始まりに併せて昨年5月から販売を開始し、ブームにも乗って売れ行きは好調だ。昨秋のもみじ柄に続く特別版。はがき大の紙の中央に「高遠城跡」と入り、「満開」柄は、タカトオコヒガンザクラの花の特徴でもある濃いピンク色が背景を埋め尽くす。
環屋の働き掛けで、同市高遠町藤沢の「藤沢城址」、同市西町の「春日城址」の御城印も誕生。藤沢城址は農家レストランこかげで、春日城址は旧井澤家住宅で4月1日から販売。市内の周遊にもつなげたい考えだ。
いずれも1枚300円。市内の「美篶堂」が作った御城印帳も環屋で扱う。価格は1冊3000円を予定。問い合わせは環屋(電話0265・94・2251)へ。
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