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ロシア・サンクトペテルブルク市から「第583番学校生」来酒

 ロシア第2の都市、サンクトペテルブルク市の公立小中高一環教育校「第583番学校」の教諭と生徒計5人が、29日(土)まで10泊11日の日程で酒田市を訪問している。3日目の21日午後、同校と文化・教育に関する包括協定を締結する同市の酒田南高校(中原浩子校長)に出向き、歓迎会に臨んだほか、部活動を体験するなどして交流を深め合った。

 両市の関係は2016年3月、JA庄内みどり(酒田市)が啓翁桜をペテルブルクに輸出したのが始まり。18年2月には丸山至市長やJA関係者による使節団が訪れ、経済や文化など多面的な交流推進を要請。この時の合意に基づく青少年交流の一環で昨年3月、同市と地域を支える人材育成に関する協定を結んでいる酒田南高の生徒が訪問。第583番学校の生徒とも交流を深めて両校は同11月、包括協定を締結した。

 今回、酒田市を訪問したのは第583番学校で日本語を指導するマリア・スポロヴァ教諭と15―18歳の男女4人。19日午後に空路で来酒、酒田南高生徒宅にホームステイしながら翌日以降、酒田二中、黒森小、浜田小でそれぞれ日本の文化を体験した。

 酒田南高内で行われた歓迎会では、同市の「舞娘(まいこ)茶屋 相馬樓」と同校が締結した日本舞踊を中心とした伝統文化伝承、起業家精神を持つ人材の育成に関する協定に基づき、地方として酒田舞娘育成に尽力している藤間流師範・藤間好百合さん(小鈴姐さん)の指導を仰ぐ女子生徒が振り袖に身を包んで華麗な舞を披露。583番学校の生徒は盛んに写真を撮っていた。

 引き続き筝曲部=今井愛紺部長(17)=の指導で琴の練習。マリア教諭によると、ロシアでは高校に入ると音楽の授業がなく、楽器に触れる機会は限られるという。今井部長はじめ部員4人は「スェーミ、スェーミ、ヴィースィミ(7、7、8)」と音階を教え、初めて爪を付けたロシアの生徒たちは「難しい」と話しながら何度も繰り返していた。

酒田南高筝曲部員の指導で琴を弾く第583番学校の生徒たち=21日午後

 ロシアの生徒たちは週末の3日間、ホームステイ先の家族と行動を共にする。25日以降は相馬樓見学や酒田調理師専門学校での和菓子作り体験、市庁舎表敬などで見識を深める。

 一方、3月7日(土)から8泊9日の日程で酒田南高の生徒4人と教諭1人がペテルブルク市を訪問する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて延期となった。同校と市は現在、訪問日程を再調整している。

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