消防職員初任総合教育学生の卒業式

消防職員としての決意を述べる鍛冶さん(県消防学校で)
第68期消防職員初任総合教育学生の卒業式は20日、山口市鋳銭司の県消防学校(藤井淳校長)で開かれた。活動に必要な知識や技術、体力、精神力を養成した68人が消防職員として巣立った。 卒業生と家族、消防関係者ら約200人が出席。岩国地区消防組合消防本部所属の徳田裕さん(24)が代表で卒業証書を受け取り、成績優秀者14人には賞状が授与された。 地元では、優等賞に山口市消防本部の藤田剛生さん(19)、努力賞に宇部・山陽小野田消防局の奥田諒さん(21)、繁永諒さん(23)、林祐弥さん(21)、日野豪大さん(18)、三浦秀弥さん(23)、県消防庁会会長賞に奥田さんが選ばれた。 答辞を述べた山口市出身で萩市消防本部の鍛冶純平さん(26)は、2014年の広島豪雨災害時に引っ越し業者の職員として現地に出向き、支援活動をしていた。その際に自分の無力さを感じ消防士になろうと決心したという。「訓練では、仲間への励ましや、自分が冷静になるために声が武器になると学んだ。市民に信頼されるようになりたい」と話した。 4月4日に入校し231日間の教育期間を終えた卒業生は、21日から採用された各消防本部、局で活動する。
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