全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

マングローブの生き物に歓声 奄美大島 家族連れなど120人が観察会

干潟で生き物の観察を楽しむ参加者=28日、奄美市住用町

 NPO法人奄美野鳥の会(鳥飼久裕会長)主催の生き物観察会が28日、鹿児島県奄美市住用町のマングローブ原生林であった。家族連れなど約120人が参加。同会のメンバーらを講師に、河口に広がる干潟でさまざまな動植物を見つけて歓声を上げ、奄美の豊かな自然の息吹を体感した。

 観察会は、損害保険ジャパン日本興亜(株)が全国のNPOと協働で2011年度から展開する生物多様性保全活動「SAVE JAPANプロジェクト」の一環。奄美大島では初開催。同社の田添誠奄美大島支社長は「奄美の自然環境に興味を持ってもらい、次世代に引き継げるよう協力したい」と述べた。

 住用川と役勝川が流れ込む河口に広がるマングローブ原生林は、国内では沖縄県西表島に次いで2番目に広い70ヘクタール超に及び、奄美群島国立公園の特別保護地区となっている。

 参加者らは同町のマングローブパークに集合後、3班に分かれて干潟に移動。講師を務めた同会会員で奄美群島認定エコツアーガイドの越間茂雄さんは、マングローブ林を形成するオヒルギとメヒルギの葉っぱや根の形などの特徴を説明。

オキナワハクセンシオマネキ

 秋ごろになると褐色の甲羅が青くなるミナミコメツキガニや、片方だけ大きなハサミを振る姿がユニークなオキナワハクセンシオマネキ、水面を飛び跳ねるミナミトビハゼなど、干潟に生息するさまざまな生き物を紹介。はだしで歩く参加者もいて、子どもたちは泥だらけになって生き物探しを楽しんだ。

 親子で参加した朝日小学校の児童は「最初は怖かったけれど、水が気持ちよくて、カニと一緒に歩いて楽しかった」と笑顔。児童の父親も「普段マングローブの中を歩くことはない。貴重な体験になった」と話した。

関連記事

長野日報社

上諏訪温泉の23年度宿泊客 コロナ前の8割まで回復 長野県

諏訪湖温泉旅館組合(長野県諏訪市)加盟14施設の2023年度の宿泊者数は延べ35万1478人となり、新型コロナ感染拡大前の8割程度まで回復したことが26日、同組合への取材で分かった。新型コロナ...

北羽新報社

八峰町の「輝サーモン」水揚げ 秋田県内のスーパーなどで販売

 八峰町の岩館漁港でトラウトサーモン「輝(かがやき)サーモン」の養殖を行う八水(菊地陽一社長)は26日、今年1回目の水揚げを行った。約1500匹のうち9割超の約1400匹が生存し、この日は約30...

北羽新報社

中国木材能代工場で乾燥設備の運転始まる

 能代市扇田の能代工業団地で建設が進む中国木材能代工場で、加工した用材の水分を抜く乾燥設備の運転が始まった。蒸気を使って木の含水率を一定水準まで下げる作業で、品質を左右する重要な工程。寒冷地で...

長篠城址史跡保存館60周年で御城印販売 新城市

 新城市は、長篠城址史跡保存館の開館60周年記念の御城印と、「長篠・設楽原の戦い戦後450周年記念」のグッズ3点を27日から販売する。  保存館は1964年に開館。今回は節目を迎えたのを記念して特別...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク