設置から25年、卵の自動販売機人気
知る人ぞ知る厚東地区の卵販売機(厚東棚井で)
宇部市厚東棚井の県道宇部停車場線沿いに、知る人ぞ知る自動販売機がある。売っているのは飲み物ではなく、卵。民家が少ない場所にあるが、周辺にスーパーがないこともあり、設置から25年がたった今でも売れ行きは順調で、リピーターが途絶えない。設置した養鶏業者もやや〝タマげる〟ロングセラーとなっている。 コインロッカーのような造りで、21カ所のボックスそれぞれにMやLサイズの10個入りが1パックずつ。毎日午後4時に品物が入れられると、通り掛かりのトラック運転手、仕事帰りの女性たちが路肩に車を止め、昼夜問わず買っていく。 棚井で養鶏を営む岡田和夫さん(58)が、産みたてを並べる。自身が機械のメンテナンスが得意だったこともあり、販売にかける手間を減らそうと、「交通量が絶妙に多い場所」に設けた。約15年前に藤山地区の住宅地に置いたものと比べ、売れ行きは2倍という。 この自販機、買うには少々こつがいる。お金を入れた後、ボタンを長押しすると扉が開く。このとき焦って扉の取っ手を引っ張ると開かない。岡田さんは「少し年代物だから初めての方は戸惑うかも。たたいたりせずに大切に扱って。おいしい卵なのでぜひ」と話していた。
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