三種町で「八竜メロン」収穫盛ん 今年も「糖度は十分」

三種町八竜地域でハウス栽培のメロンの収穫が進む
三種町八竜地域で特産のメロンの収穫が進められている。生産農家は低温や日照不足といった天候不順に対応しながら栽培管理に当たり、現在はハウス栽培のメロンを出荷。農産物直売施設には「八竜メロン」を求める消費者が訪れ、地方発送の依頼も目立つ。今後は露地栽培のメロンに移行し、産地は活気を増す。
八竜地域は砂地の水はけの良さや昼夜の寒暖差により糖度の高いメロンが生産されると言われている。生産農家の高齢化などを受けて産地の規模は縮小傾向にあるが、八竜メロンは根強い人気がある。
同町鵜川の直売施設・ドラゴンフレッシュセンターでは、6月18日ごろから八竜地域が唯一の産地である「サンキュー」などハウス栽培のメロンの販売が始まり、現在は「タカミ」や「ラブミー」といった品種が並び、露地栽培の「サンキュー」も見られ始めた。担当者によると、低温や日照不足の影響で、今季のメロンの取り扱い開始は例年より1週間ほど遅くなったという。
同町浜田の清水勝子さん(65)は「親の代からメロンを生産しており、私自身は小学3年生の頃から出荷作業を手伝っていた」と八竜メロンとの関わりを語り、育苗時の低温、定植後の日照不足といった天候不順については「毎年が農家1年生のような気持ちで、これまでの経験を生かしながら栽培管理に励んでいる」と話す。
ハウス栽培のタカミの出荷に続き、今月中旬ごろからは露地栽培の「キスロマン」や「レノン」「甘えんぼ」といった品種の収穫も始まる見込みで、清水さんは「糖度は十分。いろんなメロンの味を楽しんでほしい」と八竜メロンを売り込む。
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