イガイ「エゲ」「イゲ」はうまい!! 豊富に採れる庄内浜 “夏限定”でないをアピール 鶴岡
みそ汁にするとおいしい庄内浜の「イガイ」をアピールする取り組みが始まった。県漁協、県水産研究所、鶴岡市、磯見漁師、飲食店がタッグを組み消費拡大を目指す。

「イガイで庄内を盛り上げましょう」とPR用ポスターを掲げる県漁協の小川さん(左)と水産研究所の古山さん
イガイは水深5~7メートルの岩に付く二枚貝。庄内では「エゲ」または「イゲ」と呼ぶ。夏を迎えるとみそ汁や焼いて食べられ「磯の風味と出汁(だし)がたまらない」「他の貝とは違ううまさがある」などと多くのファンを引き付ける。
県漁協によると、8月15日を過ぎると価格(浜値)が最高値の3分1まで下がり、磯見漁師が漁獲を敬遠する傾向がある。そのため流通期間が限られ、食材を幅広く知る料理人でも「夏しか食べられない貝だと思っていた」というイメージが強い。そこでもっと「イガイ」を知ってもらおうと県漁協と水産研究所の職員が中心となりアピール作戦に乗り出した。
9日に鶴岡市加茂で開かれた「第1回勉強会」には市内の料理人ら関係者合わせて約40人が参加。水産研究所の古山遥さん(30)がイガイの基礎知識について、磯見漁師の土田信明さん(65)がどのように漁獲しているか説明した。
土田さんは「イガイは岩から採り出すときが大変だが資源量はある。今から岩ガキやアワビの代替として活用の道を探ることが必要。おいしさ抜群の貝を観光客に知ってもらうことも大切だと思う」と話した。古山さんは「7月と8月だけでなく漁の期間を10月まで延ばせるようにすれば漁師さんの収益につながる。今後、豊富にあるイガイがどのように繁殖していくのか調べたい」と語った。

庄内の夏の定番「イガイ」。10月まで流通ベースに乗せることが一つの目標だ
会場ではフレンチビストロ「ポム ド テール」(鶴岡市昭和町)の有坂公寿シェフ(43)がイガイを使って考案した料理の試食もあった。
県漁協の小川美和さん(48)は「課題は盆を過ぎると急落するイガイの値段をどう維持するか。そのためにはおいしく食べてもらうことが一番。漁師さん、飲食店、消費者、庄内に訪れる観光客のみんながウィンウィンになれるようにしたい」という。勉強会では採れたてのイガイ5キロずつを参加者に手渡した。来月下旬には別の料理人を対象にした「第2回勉強会」を開く予定だ。
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