鳥海山へ荷揚げ作業 山小屋営業に間に合い安堵
遊佐町の鳥海山大物忌神社(高橋廣晃宮司)は3日、運営する鳥海山山頂直下の御室、7合目の御浜両小屋に、登山者用の食料や飲料、燃料などをヘリコプターで荷揚げした。両小屋の営業開始は4日。ギリギリのタイミングで間に合い、登山者に支障なく食事などを提供できることになった。
両小屋へは例年、東邦航空(東京都)のヘリで荷揚げを行っている。今季は先月下旬に予定していたが、気象条件が整わず宮城県の駐機場を離陸できなかった。
延期されたこの日は薄雲が広がったもののまずまずの天候。ヘリは午前9時半ごろ、荷揚げ基地の大平駐車場(遊佐町)に飛来した。途中、ガスが立ち込める時間帯があったものの、両小屋と同町が経営する滝の小屋の間で約40回、ピストン輸送し午後3時過ぎには約24トンに及ぶ荷揚げを予定通り終えた。
高橋宮司は「小屋の営業開始に間に合うかハラハラしていたので、ゆっくりした。これで食事もいつも通り提供できる。ぜひ多くの方々に登っていただき、高山でなければ味わえない体験をしてもらいたい」と話している。
頂上、御浜両小屋の宿泊予約などの問い合わせは鳥海山大物忌神社吹浦口之宮社務所=電0234(77)2301、滝の小屋は遊佐町役場企画課=電0234(72)5886へ。

食料などをつり下げたヘリを小屋の管理人らが出迎えた=御浜小屋
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