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荘内日報社

春蚕2万5000頭飼育始まる

 鶴岡市の養蚕業再興に向けた養蚕環境整備実証事業で、同市木野俣の旧福栄小学校校舎内の養蚕室で春蚕約2万5000頭の飼育が始まった。28日はふ化したばかりの体長1―2㍉の蚕への餌やり初日。6月下旬ごろに繭を作り始めるまで、餌やりや温度管理などの世話が続くという。

 絹産業の文化を保存伝承する「鶴岡シルクタウンプロジェクト」の一環で行われ、旧福栄小では昨年秋の約6500頭に続き、2回目の養蚕。

 今回は、福島県の蚕種製造所から蚕卵が27日に木野俣へ到着。日本種「春嶺」と支那種「鐘月」の1代交雑種で収繭量も期待できるという。桑の葉の粉末などを配合した人工飼料も取り寄せ、28日にふ化したばかりの蚕たちに与えた。

 今年春から市の委託を受けて飼育に当たる福栄養蚕振興会(五十嵐正直会長)の飼育技術担当・菅原久継さん(66)は「初日の食いつき具合も元気いい」と一安心。「蚕の病気にまず注意を払い、良質な繭を提供したい。食品や化粧品への活用、研究機関とのマッチングなど今後やりたいことはたくさん」と期待を込めた。

羽根の上には体長1㍉ほどの蚕。人工飼料に稚蚕が群がった=28日午前、鶴岡市木野俣

 2万5000頭のうち、約5000頭は、繭になる前の6月上旬に一般市民や小学校などを対象にした蚕飼育体験用として配布されるほか、松ケ岡開墾場の3番蚕室の展示室にも展示されるという。飼育体験は市政策企画課=電0235(25)2111、内線525=で6月3日(月)まで受け付け中。

羽根の上に乗った体長1㍉ほどの稚蚕=28日午前、鶴岡市木野俣

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