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鶴岡の「町民文化」 今に伝える蔵書紹介

 江戸末期にかけて隆盛を誇った地方俳諧の一派、鶴岡美濃派の俳諧短冊や俳書など、鶴岡の町民文化の一端を伝える旧家・平田家(鶴岡市昭和町)の蔵書を紹介しようと、関係者が展示準備を進めている。 「交野屋(かたのや)平田亭」を会場に4月5日(金)から4日間行う「平田家のお雛(ひな)さま展」と併催する計画。平田宏さん(82)=東京都府中市=は「かつての町人階級の知識・教養の水準や、町民文化の足跡を伝える展示にしたい」としている。

 平田家は、伊勢松坂商人にルーツがあるとされ、最上義光の統治時代に鶴岡へ移り住んだ。酒井家の入部後は酒造業などを営んで御用商人となり、明治以降は事業家として地域の発展に貢献した。

 鶴岡美濃派は、芭蕉をはじめ、蕉門十哲の1人で美濃派の始祖・各務支考の来訪を契機として、藩の御用商人など上層町人たちが師匠の立場に当たる宗匠を歴代担いながら発展していった。平田家も7代目宗匠・文明を輩出して地方俳壇の重要な役割を担った。

 平田家で代々伝わる芭蕉の真筆や、俳書や漢書などの古書籍合わせて390点余は、成城大の尾形仂教授らによる1982年―83年の調査を経て平田家蔵書目録としてまとめられていたが、その後の代替わりもあって30年近くほぼ手付かずの状態が続いていたという。当時の蔵書調査にも立ち会うなどしてきた鶴岡市史編纂委員の堀司朗さん(83)は「旧家であってもこうした史料が散逸せずにまとまっていることはまれ。かつての鶴岡の文化を語る上で大変貴重」と蔵書の価値を指摘する。

 約30年ぶりに再び見いだされた形となる蔵書の展示では、短冊や俳書合わせて20点余を展示する予定。江戸時代中期に作られたとされる次郎左右衛門雛といった貴重な雛人形や雛道具などの展示と合わせて、「交野屋平田家お雛さま展~鶴岡美濃派の俳諧と俳人たち」として行われる。

 4月5日(金)から8日(月)までで、いずれも午前10時から午後3時半まで。会場の交野屋平田亭は蔵屋敷LUNA(ルナ)隣。入場料金は500円。

平田家に伝わる古書籍を確認する堀さん(手前)と平田宏さん。当時の鶴岡の町民文化の水準を示す俳書や漢書が多く残っている=2月24日、鶴岡市昭和町(上写真)江戸時代に地元で開かれた句会の短冊や、作品集の俳書の一部(下写真)

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