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荘内日報社

雪解け水で身を清め「卒業禊」

身を切るような冷たさの奔流に耐える卒業生たち

 出羽三山神社神職養成所(鶴岡市羽黒町手向)の「卒業禊(みそぎ)」が20日、羽黒山中の祓(はらい)川で行われた。神職として巣立つ卒業生が奔(ほん)流の中で身を清め、2年間の修行を締めくくった。

 同神社は古くから神職の養成に取り組み、1962年からは神社本庁承認の養成所を開設。神職の専門知識を学ぶとともに山伏修行にも取り組む。今回卒業するのは、北海道や岩手県、宮城県出身の20―40歳の男女4人。

 青空も見える穏やかな天候となったこの日は午前7時すぎ、教官らと共に男性は下帯姿、女性は白装束姿で国宝・五重塔近くの祓川に到着。船をこぐような所作の「鳥船行事」で「エイホー、エイホー」と独特の掛け声を発しながら気合を入れた後、雪解け水で増水した冷水の中へ。

 肩まで漬かる流れの中、互いの体を支え合いながら一心不乱に祈りをささげていた。無事に終え、5分ほどで川から上がると全身が真っ赤に染まっていた。

 先頭で竹の梵天を支えた花坂成紀さん(28)=宮城県宮古市=は、「体の感覚がなくなるような冷たさ。無事に終え、すがすがしい気持ち。引き続き、出羽三山神社に神職として残り、人脈を広げ、修行を深めたい」と話していた。

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