活動集大成 学び成果披露
文部科学省指定スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の県立鶴岡南高校(石川真澄校長)で7日、探究活動授業「鶴南ゼミ」の全体発表会があり、2年生による各研究の成果発表や、1年生のディベート大会が繰り広げられた。
発表会はSSH事業の一環で、取り組みの発信の場や活動の集大成として毎年開催している。
この日は1、2年生をはじめ、他校からのポスター発表者、各ゼミの指導者など合わせて約600人が参加。他校からの10班も含めて計74テーマのポスター発表と、7班のステージ発表のほか、今回初めて1年生によるクラス対抗のディベート大会決勝戦が行われた。
このうち同校2年生のポスター発表では、地元に伝わる獅子踊りの起源と伝承を探る研究や、経験則の実験データに照らした分析など、仮説、根拠、考察を提示しながらさまざまなテーマで発表した。
ディベート大会では「日本は積極的安楽死を法的に認めるべきか。是か非か」をテーマに実施。肯定側チームは「苦しみから解放されたいという患者の意思尊重」との観点で主張を展開。否定側は「導入に伴う医師などの負担増」「安楽死の意思を確認する基準のあいまいさ」などを挙げて立論。相手の論理の弱点を突いた反駁(はんばく)の応酬を繰り広げた。

ポスター発表で探究活動の成果を披露
関連記事
豊橋市民病院の手術センター棟が完成
豊橋市民病院で21日、手術センター棟の完工式が開かれた。外科手術とカテーテル治療が同時にできる「ハイブリッド手術室」と、内視鏡手術室の計3室を増設、より高度で安全な医療ができるようになった。緊急手...
「木」主題に本を展示 「木育キャラバン」にちなみ
和歌山県田辺市新庄町のビッグ・ユー内にある県立紀南図書館は館内入り口近くで、「木」を主題に自然に関する本を集めた展示をしている。23、24日にビッグ・ユーで開かれる催し「木育キャラバン」(実行...
荘内病院へ医師派遣支援
山形大医学部や関連病院会、県医師会などで構成する蔵王協議会(会長・嘉山孝正山形大医学部参与)は20日、鶴岡市立荘内病院(三科武院長)の要望に応え、同病院の呼吸器内科、循環器内科の2科へ医師を派遣する...
米の高校生4人、小野田工高で柔道交流
米国ワシントン州ケント市の高校生4人が、18~20日の日程で山陽小野田市の小野田工高を訪れ、授業や柔道練習で交流を深めた。生徒たちは再会を誓い合っていた。 全国高等学校体育連盟柔道専門部が...