最強寒気が襲来 帯広、正午でも氷点下10.5度

氷点下13度を示すJR帯広駅前の気温計
北海道上空に観測史上最強の寒気が流れ込んだ8日、十勝地方は正午現在、上士幌町ぬかびら源泉郷で氷点下16度となるなど、19観測地点中、広尾(氷点下9.3度)を除く18地点で同10度を下回る記録的な寒さとなった。帯広は平年より7度低い同10.5度。9日はさらに冷え込み、帯広の予想最低気温は同23度で、陸別は同30度近くになる見込み。
札幌管区気象台によると、8日午前9時に札幌の上空約1500メートルで、1957年の統計開始以来最も低い氷点下24.4度を観測した。
同日正午時点までの帯広の最高気温は、午前0時1分に記録した氷点下7.3度で、その後気温は下降した。正午までの最高気温が最も低かったのは、ぬかびら源泉郷の同13.6度。最低気温は19地点中14地点で平年より高くなり、最も低かった陸別でも平年より0.1度高い同20.6度だった。
帯広市内では日中、肌を刺すような寒さから身を守るため防寒対策をした市民が、白い息を吐きながら歩く姿が見られた。9日は最高気温も上がらず、帯広は同8度の予想。
関連記事
新馬に熱い声援 ホッカイドウ競馬開幕 門別競馬場
2025年度の道営ホッカイドウ競馬が16日、日高町の門別競馬場で開幕した。初日は前年同日比330人増の1533人が入場し、馬券の売り上げも同8・5%増の7億962万円だった。 開幕セレモニ...
紅白の梅そろう 500年前の逸話再び 太宰府天満宮から白梅頒布 荘内神社
鶴岡市日吉町から同市内の荘内神社(石原純一宮司)境内へ移された天満大自在天神社で16日、太宰府天満宮(福岡県)から分けられた白梅の植樹祭が行われた。昨年11月に天満大自在天神社の新しい社が建立された...
西日本最大級のフラワーガーデン 25日、きらら博記念公園にオープン【山口】
県が山口市阿知須のきらら博記念公園に整備中のフラワーガーデンは、25日にオープンする。約2・5㌶の敷地に11品目、18万株の県産の花苗を植え、中国地方では最大級の規模となる。入場無料。 ...
帯広畜大卒の篠崎さん国立感染症研究所で奮闘 日英で獣医師免許
帯広畜産大を2023年3月に卒業し、イギリスで公衆衛生学の修士を取得した篠崎夏歩さん(26)が、今年から国立感染症研究所(本部東京)で働いている。畜大が持つ欧州獣医学教育機関協会(EAEVE)の...