伝統工芸品の赤間硯の授業
赤間硯ですった墨液で字を書く子どもたち(藤山小で)
藤山小(生田光徳校長)で16日、宇部市の伝統工芸品・赤間硯(すずり)の特別授業があった。4年生94人が実際に墨をすって書き心地を確かめ、制作工程も学んだ。 講師は生産者の家族で、書家の日枝美穂さん=西万倉岩滝=。DVDを使って赤間硯の歴史や選別、彫り、磨き、仕上げなどの工程を説明し「採石はヘルメットをかぶっての命懸けの作業」と話した。 習字で大切な道具「文房四宝」は筆、墨、紙、硯で、硯には水をためる「海」と、「陸」があると紹介。子どもたちは海の水を陸に上げて墨をすっては戻す作業を繰り返し、その液で半紙に自分の名前や「一」を書いてみた。 日枝さんは「習字は一回きりの勝負。墨液が少ない場合は、筆をゆっくり動かして」などとアドバイス。書道家はわざと墨液を薄くしてにじませることもあるとも伝えた。また「余った墨液は半紙で押さえるように吸い取り、硯をごしごしこすらない」と片付けの注意も促した。
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