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長野日報社

アイデアいっぱい実践へ 辰野町ど真ん中作戦会議

プロジェクト案を話し合う参加者ら

 日本の中心に位置する町のPR戦略を考えようと、辰野町と住民が協働で進める「日本のど真ん中作戦会議」は13日夜、第3回会議を町役場で開いた。幅広い世代の参加者約70人が、これまでに発案、仕分けしてきた多様なアイデアを絞り込んでプレゼンテーション。思いを共有する人でイベント企画、商品開発など合わせて9のプロジェクトチームを結成し、それぞれ実践に向けて動き出した。

 今秋のNHK番組で、名乗りを挙げた自治体の中から「日本の中心の中心」として紹介された辰野町。住民の発想力を生かしたPRを狙いに作戦会議を開き、小学生から中高年まで多くの住民が自由活発に議論を深めてきた。

 第3回会議では、取り組みの軸となるコンセプトを「ど真ん中プライド」に決定。「日本ど真ん中の町で暮らすことに住民が誇りを感じ、自信を持って全国へ売り込んでいく」と方向性を確認した。

 続いて、グループ対話でプロジェクトの具体案を相談。プレゼンテーションした人をリーダーに▽集客力が高く、地場産品販売もできる「ど真ん中芸術祭・音楽祭」▽春は福寿草、夏は蛍と季節ごとに人を呼び込む「ど真ん中観光ツアー」▽小学生らが考えたファストフードや菓子などの食品開発―といった各プロジェクトのチームを組んだ。

 参加者はさっそく、プロジェクトを実現する目標時期、経験や技術面で必要な仲間、資金調達の手段などについて話し合いを始めた。「ど真ん中」デザインの扇子を試作した町内企業もあり「今後決めるロゴを入れれば、発信力が増す」と期待が高まった。

 「作戦会議」は今回で終了。来年2月からは、プロジェクトの細部検討など内容を一歩進めた「ど真ん中で集まる会」を定期的に開く。町は新年度予算での事業化や各種補助による支援策を考える。

 辰野西小学校6年勇組の野澤佳樹君(11)は「夢を実現させようと考えるのは楽しかった。年齢に関係なく、みんなが参加できるイベントを開いてみたい」と話していた。

 町まちづくり政策課は「住民が主体的にプロジェクトを考え、実行する基礎を築いてくれたのが最大の収穫。より高い効果を生み出すためのサポートをする」としている。

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