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公益大公益学部と琉球大国際地域創造学部 包括的連携協定を締結

 酒田市の東北公益文科大学公益学部(神田直弥学部長)は7日、琉球大国際地域創造学部(沖縄県西原町、石原昌英学部長)と包括的連携に関する協定を締結した。学生・教職員の相互交流、共同教育プログラムの推進などを通して教育研究・社会貢献・国際交流活動の充実を図り、地域活性化や人材育成に寄与する。

 琉球大国際地域創造学部は、観光産業科学部と法文学部を再構成し今年4月に創設。国際地域創造学科の中に▽観光地域デザイン▽経営▽経済学▽国際言語文化▽地域文化科学―の5つのプログラムがあり、グローバルとローカルを併せ持つ視野を持つ人材の育成を図っている。

 新田嘉一公益大理事長が沖縄での交流拠点としている西表島内の家屋を活用し公益大は昨年、サテライトキャンパスを設置、施設を活用して今年2月には「沖縄ウインターキャンプ」を実施。三木潤一准教授(公共経済学、財政学)らの引率で学生7人は琉球大生と合同ゼミを実施したほか、同大西表施設で講義を受けるなどした。これをきっかけに学部間の連携協定に発展した。西表島について新田理事長は「水、空気、海の色・透明度とどれをとっても素晴らしい自然が広がる。人間を癒やしてくれる楽園」と話す。

 この日は琉球大側から石原学部長(言語学)と金城邦夫事務長、獺口浩一教授(経済学)、高山大介総務係長の4人が来庄し、公益大学内で締結式。新田理事長、吉村昇公益大学長らが見守る中、神田、石原両学部長が署名・押印し、協定書を取り交わした。

 新田理事長は「風土や文化が異なる、離れた地で学ぶ学生たちが交流を深めることで、さまざまなことに気付き、大きな刺激を受けることに期待」、石原学部長は「両学部とも地域貢献と人材育成が使命。今回の連携は意義深いもの」とそれぞれ話した。

 具体的な連携として、来年1月13日(日)に獺口教授のゼミ生約20人が公益大を訪れ、三木准教授のゼミ生と合同ゼミを開催。公益大生は同2月18日(月)から5日間、「沖縄ウインターキャンプ」を西表島で実施、琉球大生と合同ゼミを行う。さらに連携のメリットを最大限活用できるよう共同教育プログラムや共同研究について検討を進める方針。

連携協定を締結し写真に納まる公益大と琉球大の関係者たち

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