全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

フェルメール 光の王国魅了

 オランダの画家、ヨハネス・フェルメール(1632―75年)の絵画を最新のデジタル画像技術で再現した「リ・クリエイト(再創造)作品」を集めた特別展「フェルメール光の王国展in SAKATA」が、酒田市美術館(石川好館長)で開かれている。現存する全37点を制作当時により近い色彩で楽しめるとあって連日、大勢の市民らでにぎわっている。

 オランダ絵画の黄金期とされる17世紀を代表する画家、フェルメール。光あふれる美しい作品は世界中の美術ファンの目を楽しませ、ここ数年は日本でも毎年のようにフェルメール作品を中核とした絵画展が開催され、大きな話題となった。

 今回の特別展では、生物学者・福岡伸一さんの監修でフェルメールが求めた光と色彩をデジタル画像技術で再現した37点を原寸大で紹介。代表作「真珠の耳飾りの少女」(オランダ・マウリッツハイス美術館蔵)、2点しかない風景画のうちの一つで生まれ育った「デルフト」の街並みを描いた「小路」(同国・アムステルダム国立美術館蔵)といった作品が来館者の目を楽しませている。

 フェルメールの画業を知るための各種資料も同時展示。市美術館学芸員の熱海熱さんは「週末には400人超が入館するなど、フェルメールの人気の高さが分かる。フェルメール作品を知るきっかけになれば」と話した。

 会期は10月14日(日)までで無休。関連イベントとして29(土)、30(日)の両日、午前10時半からと午後2時からの計4回、女子美術大卒業生が作品解説するほか、10月8日(月・祝)午後4時からは「フェルメールのミステリアス・ジャズナイト」と題したミュージアムコンサートも行われる。問い合わせは酒田市美術館=電0234(31)0095=へ。

大勢の市民らでにぎわいを見せる「フェルメール光の王国展」

関連記事

芽室に新たな観光コンテンツを 食や農業のモニターツアー実施

 芽室町の新たな観光コンテンツの構築を目指したモニターツアーが24日、芽室町坂の上の「とかち芽室の百笑farm(ファーム)」で開かれた。町内で農業、飲食、観光業に携わる有志らを中心に企画。知り合い...

荘内日報社

酒田港 基地港湾に指定

 遊佐町沖、酒田市沖で進む洋上風力発電の事業化に向けて国土交通省は26日、酒田市の酒田港を港湾法に基づく「海洋再生可能エネルギー発電等拠点港湾(基地港湾)」に指定し、酒田港港湾管理者の吉村美栄子県知...

宇部日報社

地元の歴史や名所歌う「今昔かるた」 埴生小・中の図書館ボランティアが制作..

 「埴生祇園 1100年の古(いにしえ)より」。山陽小野田市埴生地区の歴史や文化、名所を歌った「埴生今昔かるた」が、埴生小・中(東原秀一校長、265人)の玄関奥の大階段に飾られ、児童や生徒たち...

「元気で大きくなって」 ウミガメ放流、児童ら見守る 奄美海洋展示館

 鹿児島県奄美市名瀬の奄美海洋展示館は25日、飼育していた6歳のアオウミガメを放流した。2017年夏に大浜海浜公園でふ化後、陸で衰弱していたところを保護された個体。遠足で同館を訪れていた奄美小学...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク