エコの知恵を防災に 茅野で体験会

茅野市地球温暖化対策地域協議会(原田裕光会長)は15日、防災工作&エコパッククッキング体験会を茅野市の茅野市民館イベントスペースで開いた。子どもからお年寄りまで約30人が参加。ビニール袋で蒸しパンを調理したり、新聞紙やチラシで食器やスリッパを作ったりして、災害時に役立つ省エネの知恵を楽しみながら習得した。
9月の防災月間に合わせた初企画で、各地で頻発する災害もあってか定員20人を上回る申し込みがあった。蒸しパンは、ホットケーキミックスや砂糖、水、干しブドウを袋の中で混ぜ合わせ、沸騰させた期限切れの備蓄水のお湯に入れた。鍋で煮ている間、チラシでコップを、新聞紙でスリッパを作った。コップの内側にビニール袋を張ってお茶を飲んだり、新聞スリッパで会場内を歩いて履き心地を体験したりした。
新聞紙のスリッパ作りで、参加者は「作り方を知っているだけで安心」「新聞のスリッパは温かいね」などと語り、永明小学校2年の功力宏哉君(7)は「ちょっと難しかったけど楽しかった。災害の時に使いたい」と満足そうだった。原田会長は「エコのアイデアが災害の時に役に立つことを知っていただけたら。今後も続けたい」と話していた。
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