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致道博物館 「刀剣と甲冑」展

 庄内に伝わる甲冑(かっちゅう)や刀剣を一堂に展示する企画展「刀剣と甲冑」が8日から鶴岡市の致道博物館で始まった。目玉となる徳川家康の重臣で徳川四天王筆頭と称された庄内藩主酒井家の祖、酒井忠次(1527―96年)所用の国重要文化財の甲冑は15年ぶりの公開。期間中は刀剣を擬人化したオンラインゲーム「刀剣乱舞―ONLINE―」とのコラボレーション企画も行われ、初日から歴史好きな人たちや〝刀剣女子〟が大勢訪れていた。展示は10月21日(日)まで。

オンラインゲーム「刀剣乱舞―ONLINE―」のコラボ企画として国重要文化財の短刀「信濃藤四郎」を展示

 同博物館所蔵の甲冑や刀剣、刀装具などを中心に、庄内地方に伝わる室町時代後期から江戸時代中期の甲冑10領、刀や槍(やり)16振り、関連資料など初出品・初公開12点を含め、計約50点を展示。実用性に重点を置いた当世具足や重厚で装飾性の高い大鎧(よろい)など「甲冑の変遷」や、美しく強い日本刀特有の姿が生み出された「古刀の時代」を伝えている。

修復し15年ぶりに公開された酒井忠次所用の国重要文化財「色々威胴丸 兜・面当・大袖・籠手付」

 忠次所用の国重要文化財「色々威胴丸(いろいろおどしどうまる)」は傷みがひどかったため、5年ほど前から修復を依頼していたもので、昨年度に修復を終えた。このほか、織田信長より拝領された国宝「太刀銘真光」の拵(こしらえ)で国宝「金梨子地糸巻太刀拵」、天下三槍の一つで昨年度に制作された「御手杵の槍」の復元品なども注目を集めている。また、ゲーム「刀剣乱舞」とのコラボ企画として、ゲーム内で赤髪の美少年として登場する信濃藤四郎にちなみ、名手・吉光の名品で国指定重要文化財の短刀「信濃藤四郎」も展示している。

 福島県郡山市から訪れた20代の女性4人は「特に甲冑の移り変わりを興味深く見た。色あせた所や装飾など4人それぞれ目に付く部分、好みの甲冑が違って楽しい」と話し、一点一点見入っていた。同館の本間豊学芸部長は「大名家に伝わる逸品を見て、華麗な武家文化に触れてもらいたい」と話した。

 同博物館では期間中、来館者にオリジナルカードをプレゼントするほか、信濃藤四郎のキャラクターグッズやコラボグッズを販売。16日(日)は旧鶴岡警察署庁舎公開記念として「おっきい こんのすけ」が一日署長を務める。このほか甲冑試着体験、日本刀や鎧・兜(かぶと)のクイズなど土日に関連イベントを繰り広げる。入館料は一般700円、高大生380円、小中生280円など。問い合わせは同博物館=電0235(22)1199=へ。

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