災害時にドローン活用
鶴岡市と山形ドローン協会協同組合(加藤祐一代表理事)は、災害時における支援協力に関する協定を取り決め、30日、市役所で締結式を行った。同協同組合が自治体と協力協定を結ぶのは今回が初めて。
同協同組合は庄内地域を中心とした県内の5社で構成しており、13機の無人航空機(ドローン)を保有している。これまでも国土交通省東北地方整備局などからの依頼を受けて災害時被災者捜索や状況把握に当たるなど支援活動を実施。鶴岡市でも防災訓練などに協力してきた。
協定は、自然災害や大規模事故などが発生した際、市からの支援要請に応じて同協同組合がドローンを活用し救助活動や情報収集などを行う。災害現場の様子を迅速に確認し、▽高画質で撮影できる▽人が近づけない危険な場所にも入ることができる▽安価で配備することができる―などのメリットがある。
この日は同協同組合の加藤代表理事ら3人が市役所を訪れ、締結式に臨んだ。皆川治市長と加藤代表理事が協定書に署名した後、取り交わした。皆川市長は「全国各地で甚大な豪雨被害が発生している。効率的な人命救助のため情報収集は重要。協定締結により高度な操作技術を活用し、大規模災害への体制強化を図りたい」とあいさつ。加藤代表理事は「これまで災害現場に出動してきた経験を生かしたい。災害現場では状況確認が一番大事。有事の際には安全に進めていきたい」と話していた。

鶴岡市と山形ドローン協会協同組合が災害時における支援協力に関する協定を結んだ
関連記事
ギネス記録を達成 最大のレーザービーム文章
和歌山県白浜町内で3軒の温泉宿を運営する「オージャス」(金田紀彦社長)は24日夜、同町椿で運営する温泉宿「XYZプライベートスパ&シーサイドリゾート」前の海岸で、「レーザービームで作った最大の...
麺恋の 酒田ラーメン巡り旅PR 6月30日まで5店で開催 公益大生が動画撮影協力
酒田のラーメンに着目したイベント「麺恋(めんごい)の!酒田んめもの巡り旅」が行われ、地元のラーメン愛好者たちを楽しませている。今月23日には市内のラーメン店で東北公益文科大学ラーメン同好会「麺恋の...
十勝の地盤マップ公開 帯広の東成「住宅建てる参考に」
地盤調査を行う東成(帯広市、花房紀陽社長)は、十勝管内の地盤傾向を検索できる「地盤ファクト」(地盤マップ)を6月1日(予定)からホームページで一般公開する。地域ごとに地盤の傾向を3段階で表記して...
夜の海、幻想的に 大和村 国直沖でサンゴ産卵
大和村国直沖で20日から、三夜連続でサンゴの一斉産卵が確認された。奄美海洋生物研究会会長で自然写真家の興克樹さん(51)=奄美市名瀬=が撮影した。卵と精子の入った直径0・5㍉ほどの淡いピンク色...