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荘内日報社

市民挙げて乗客おもてなし

 イタリア船籍の大型クルーズ船「コスタ・ネオロマンチカ」(5万7000総トン、乗客定員1800人、乗組員600人)が2日、酒田市の酒田港古湊埠頭(ふとう)に寄港し、地元関係者が連携して乗客たちをもてなした。

 昨年8月に酒田港では初の外国クルーズ船として寄港し、今回が2回目。外国クルーズ船としては先月の英国船籍の「ダイヤモンド・プリンセス」を含め延べ3隻目。乗客は約1200人で、うち約7割が日本人、約3割が外国人(韓国を中心にしたアジアが約7割、欧米が約3割)。午前9時半ごろの着岸から午後7時半の出港まで、多くの乗客が降りてバスツアーや、酒田の市街地散策を楽しんだ。

 午前10時から古湊埠頭で行われた歓迎イベントでは、西荒瀬保育園の年長児24人が太鼓演奏、もとたて保育園の年少―年長児24人が「もしぇのんあののん音頭」を披露。昨年に引き続き、酒田六中の1年生151人が総合学習の一環で今年5月から地区の観光名所24カ所を巡って自作した観光パンフレットを、乗客たちとコミュニケーションしながら配布した。また、同市の中町モールでは、市や関係団体などが観光案内所や甲冑(かっちゅう)・着物の着付け体験、酒田南高茶道部が茶席などを設け、もてなした。

 埠頭で自作の観光パンフレットを配布した酒田六中1年の佐藤珀琉さん(12)は「英語で山居倉庫にどう行けばいいかなどを案内した。英語は大変だが、みんなで協力して頑張り、楽しい」、中町モールで抹茶でもてなした酒田南高茶道部員の2年生・高橋秀平さん(16)は「人と話すのはあまり得意でないが、ありがとうと言われ、うれしかった。頑張って準備したかいがあった」と話した。

 埠頭でのもてなしで取りまとめ役となった県の担当者は「外国語の表示を増やし、Wi―Fiブースを拡充するなど、反省点を改善している。市民のもてなしも少しずつ慣れてきたと感じており、こうした活動の積み重ねで一層もてなしを充実し、交流人口拡大につなげたい」と話した。

1年ぶりに酒田港に寄港したコスタ・ネオロマンチカ。古湊埠頭の歓迎イベントで乗客をもてなした=午前10時すぎ

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