鶴岡市 新産業団地西工業団地隣接地15ヘクタールくわ入れ 27年度分譲開始 用地7割すでに内定
鶴岡市の新たな工業団地となる「新産業団地整備事業」の造成工事安全祈願祭が25日、鶴岡西工業団地隣接の造成地で行われた。2027年度に企業への分譲開始を見込み、分譲用地約11ヘクタールの分譲価格は本年度中に決定する予定。第1次事前エントリーによって既に約7割の用地の分譲が内定している。

安全祈願祭でくわ入れする佐藤市長(右)と阿部開発公社理事長
造成地は国道7号と県道面野山鶴岡線、市道に囲まれた覚岸寺、荒井京田、本田、大宝寺地内にまたがる農地で広さ約15ヘクタール。道路など公共施設を除いた分譲面積を約11ヘクタールと設定した。市の業務委託を受け、市開発公社が開発主体となる。造成工事の事業費は14億5640万円。工事は佐藤工務・鶴岡建設・佐藤組・有賀建設特定建設工事共同企業体が請け負い、盛り土や整地、道路、公園、調整池などの工事を進め、27年11月下旬の完了を見込む。
市は、市内11工業団地の分譲可能用地が少なくなっているため、新産業団地開発を計画した。新団地のそばには慶應義塾大先端生命科学研究所などが立地する鶴岡サイエンスパークがある。鶴岡西工業団地は約15ヘクタールあり、新産業団地と合わせた面積約30ヘクタールは、市内では鶴岡中央工業団地(面積62・4ヘクタール)に次ぎ、鶴岡大山工業団地(同28・5ヘクタール)を上回る規模となる。
安全祈願祭には市や工事業者、関係機関・団体、地元住民組織などから約50人が参列した。神事で佐藤聡市長と阿部真一開発公社理事長がくわ入れし、神事後に佐藤市長は「分譲後には工場建設や雇用・生産活動に伴う経済波及効果のほか、立地企業との取引などによる地域経済活性化が期待される」とあいさつした。
市によると、昨年5―7月募集の第1次事前エントリーに、市内に立地する複数の製造業者から分譲希望があった。分譲価格決定後、来年度にも仮契約を行う。

新産業団地(赤い線内)の完成イメージ図
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