農業支える技術を間近に 更別で自動操舵草刈り機実演

雑草を次々と刈り取る電動草刈り機
自動操舵(そうだ)の電動スマート草刈り機や新型ドローンなどの公開実証走行が19日、更別村で開かれ、農業者など約30人が参加した。デジタルやICT(情報通信技術)の産業分野への実装を推進する村としても、新技術に注目している。
機械販売のAIRSTAGE(釧路管内弟子屈町)が主催。
開会に当たり、村企画政策課の今野雅裕参事が「村ではデジタルの推進とともにロボティクス分野の実証も進めており、村内でも技術の普及が進んでいけば」と期待を込めた。
この日は、同社が代理店として取り扱う中国メーカーALLYNAV(アリナビ)製の草刈り機「Taurus80E」と、同じく中国のドローンメーカー大手DJI製の大型ドローン「T70」の実証走行・運航を実施した。
草刈り機は、この日が道内初走行。事前にルートを設定することで自動で走行し、前後のカメラで障害物を検知すると停止する。1回の充電で4~5時間稼働し、傾斜地でも走行できる。会場ではオペレーターがリモコンで映像やルートを遠隔で確認する中、機械が次々と雑草を刈り取っていった。
札幌市でドローン事業での農薬散布事業を手掛ける会社代表の大井洋輔さん(48)は「道央でもこれから水田や農地の大規模化が進んでいく中、こういった技術が省力化につながるはず」と話していた。
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