「手伝って」井戸尻史跡公園のレンコン掘り
古代ハスのレンコンを掘り出す井戸尻応援団のメンバー
富士見町の井戸尻考古館と、地元住民有志でつくる「井戸尻応援団」は25日から、井戸尻史跡公園の古代ハス「大賀ハス」などを美しく咲かせるため、レンコン(地下茎)を掘り出す作業を始めた。26、28日、6月2、3日にも予定し、「協力できる人は手伝って」と呼び掛けている。
大賀ハスは千葉市の弥生時代後期の遺跡から1951年に出土した実を発芽させた古代種。同公園のハス田では7月、美しいピンク色の花を咲かせ、多くの人が観賞に訪れる。
レンコン掘りは花の育成にこの時期欠かせない作業。同応援団は、井戸尻遺跡がある史跡公園の魅力を発信しようと一昨年発足。人手が不足しがちになった作業を担い始めた。
膝まで泥につかり、深さ50センチほどのところにあるレンコンを掘り、繁茂したスイレンを引き抜く作業も行っている。同館が29日午前9時からレンコンは無料、スイレンは一株200円で希望者に配布する。
今年は町観光協会と町が行う、住民ガイドの案内で町の魅力に触れながら歩くガイドツアーにもレンコン掘り作業が組み入れられ、5月27日に計画されている。
同館は「美しい花を多くの皆さんに見てもらえるよう協力はありがたい」と感謝。同応援団の女性は「史跡公園の風景が好き。残したい」と作業に励んでいた。
作業協力への問い合わせは同応援団のエンジェル千代子さん(電話090・5553・2376)へ。
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