ときわ動物園が初のガイドブック
販売されるガイドブック(ときわ動物園で)
山口県宇部市のときわ動物園(宮下実園長)は、飼育する動物の生態や名前の由来などを紹介するガイドブックを初めて作製。28日から園内や宇部市内の書店で販売を開始する。飼育員の思いが詰まった図鑑仕立てで園の魅力を発信する。動物園には39種類294個体(うちサル類273匹)を展示(3月末現在)。
宮下園長をはじめ飼育員ら5人で編集委員会を編成。動物園を運営する市常盤動物園協会が市と協力、ガイドブック作りを開始。動物園に精通するアマチュアカメラマンの秋村隆穂さん(宇部市)が日参して撮影。8カ月かけて完成した。アジアの森林、中南米の水辺、アフリカの丘陵マダガスカル、山口宇部の自然、学習施設各ゾーン、常盤湖の6章で構成。縄張りを守るために大声で鳴くテリトリーソングや移動の特徴など生態を細かく説明する文を掲載している。餌やりや清掃、調理などを時系列でまとめた飼育員や獣医師の仕事、催し物のコーナーもあり、バックヤードや動物を退屈させない工夫などを紹介。所々に山口弁を挿入、親しみを持たせている。2年ごとに改訂版の出版を目指す。
宮下園長は「動物をより身近に知ってもらうために作った。飼育員の日常の体験が凝縮。これから大型連休でたくさんの来園者を迎える。ガイド本を手に生態環境展示の実態を楽しんでほしい」と話した。定価500円(税別)。フルカラー。A5判、95ページ。動物園内のZOOベニア館などで販売。1000冊は学校などに配布する。
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