十二単の着付け体験 豊橋・藤ノ花女子高で講座
豊橋市老松町の私立藤ノ花女子高校で、2年生普通科70人を対象にした特別授業「第25回十二単(ひとえ)講座」があった。

十二単の着付けの様子=藤ノ花女子高校で
2年生が学ぶ古典授業の一環。平安貴族の服装・生活を肌で感じて生徒に古典や日本史への関心を高めてもらい、古来からの日本人の感性の豊かさに触れることが目的。1999年度から始め、今年で25回目となる。
今年も小林豊子きもの学院の川崎豊鶴さんら5人が講師を務めた。山崎宏人校長のあいさつ、川崎さんによる十二単の解説の後、生徒をモデルに着付けを実演した。
希望生徒から選ばれた「お方様」役となった「おすべらかし」姿の三橋穂乃花さんに、川崎さんらが萌黄(もえぎ)色の単、濃淡の桃色の五衣(いつつぎぬ)、緋色の打衣(うちぎぬ)、若草色に刺しゅうを施した表着(うわぎ)などの装束を襟元や袖口が美しく見えるよう順に丁寧に重ね着せた。
みやびやかな平安貴族姿になった三橋さんは「一生の思い出になると思い希望した。重くて歩くのも大変だったが良い経験になった」と笑顔。川崎さんは「伝統文化を知り、先人の気持ちを引き継いでほしい。十二単体験をきっかけに着付けの先生になった人もいる」と話していた。
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