ＪＡ愛知東の今年度「こども農学校」が21日、新城市平井の農協本店で開校した。過去最多の83人が参加する。

　通年型農業体験イベントで２００５年に開校、今年で20年目。管内の新城市、北設楽郡の小学３～６年生が対象で、４～12月に野菜の栽培や「四谷の千枚田」での稲作の体験会などを開いている。これまで延べ１２００人以上が参加した。児童に付き添う正副担任はＪＡ職員が、補助員は農業を学ぶ県立新城有教館高校生徒が務める。

　今年は新城市と設楽町の11校から参加した。児童は本店で開校式に参加した後に６班に分かれ、近くの畑でジャガイモ、ニンジン、八名丸里芋を植えた。職員が「里芋は深さ20㌢に掘ってから入れて」と教えた。

里芋を植える児童＝新城市平井で

　５月に四谷の千枚田で田植え、９月に稲刈りをする。６月と８月に設楽町で自然体験を、11月に新城営農センターで野菜と米の販売体験をする。ＪＡ愛知東は12月の修了式後、20周年記念の講演会を計画している。