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長野日報社

諏訪龍神大太鼓感謝込めた響き 諏訪大社上社本宮神楽殿から戸隠へ 長野県

神楽殿から運び出し、トラックに積み込まれる「諏訪龍神大太鼓」

 長野県諏訪市の諏訪大社上社本宮神楽殿の保存修理工事に伴い、設置されている「諏訪龍神大太鼓」が30日、長野市戸隠に向けて運び出された。地域の伝統文化を次世代へつなぐため、同太鼓保存会が分社や諏訪と同じく龍神信仰があった地に、新たな活躍の場を設けるプロジェクト。地域の人や参拝者が見守る出発のセレモニーでは、感謝の気持ちを込めて大太鼓を打ち鳴らし、力強い音色を境内に響かせた。

 国の重要文化財となり、保存修理工事が始まる神楽殿。太鼓は移動を余儀なくされ、修理後も元には戻せないことから計画が動き始めた。同大太鼓は2010年4月、諏訪神太鼓の故柳澤忠範宗家会長=下諏訪町西赤砂出身=が奉納した。胴長さ2.4メートル、胴直径2.5メートル、重さ約1トン。胴部に昇り龍と降り龍が彫り込まれている。

 同保存会は、諏訪地方を中心に和太鼓奏者や歴史愛好家ら10人で構成。運搬、保管費を集めるため、3月にクラウドファンディング(CF)で支援を呼び掛けたところ、3週間ほどで目標額を上回る200万円に達した。

 神楽殿での出発式には、関係者、支援者ら約70人が集まった。神事に続いて、木やり唄の合図で諏訪神太鼓のメンバーがばちを振るい、最後の響きを奉納。慎重に大太鼓をトラックに積み込み、鳥居をくぐり抜けた。

 同保存会代表で、諏訪神太鼓代表を務める柳澤さんの次女真衣子さん(49)=同町西赤砂=はCFによる多額の支援に感謝し、「諏訪と戸隠の交流を深めるとともに、歴史と音が子どもたちの未来につながれば」と期待する。

 プロジェクトによると、岡谷市内で一時保管し、6月ごろに戸隠へ運ぶ。設置場所については調整中という。

 諏訪大社上社本宮では、4月から重要文化財保存修理事業の3期工事が本格的に始まる。1827(文政10)年に建築された神楽殿を含む5棟に、耐震補強の基礎工事、建物の修復などを行う。

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