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ユニーク特産品が勢ぞろい 奄美群島「ぐーんとマーケット」 島一番コンテストも

奄美群島各地で新たに開発されている特産品に触れる来場者ら=20日、鹿児島県奄美市名瀬の奄美川商ホール

 鹿児島県奄美群島の特産品製造業者らが集まる物産展・商談会「第1回ぐーんとマーケット」が20日、奄美市名瀬の奄美川商ホール(奄美文化センター)で開かれた。優れた特産品を選ぶ「島一番コンテスト」も同時開催され、来場者も投票などで審査に参加。同コンテストでは食品部門で有限会社パリティビット(奄美市名瀬)の「シーグラスグミ」、工芸・生活用品部門ではアビコムデザイン合同会社(奄美市名瀬)の「紬POPかや生地ふきん」が最優秀賞に輝いた。

 ぐーんとマーケットは奄美群島観光物産協会が主催。各島で独自の特産品を開発・販売している事業者が一堂に会し、島内外の人たちに商品を広くアピールしたり、事業者同士の交流を深めたりするのが狙い。初開催の今回は29社が出展した。

 特産品づくりを促進する島一番コンテストにはマーケットの出展事業者からも参加があり、食品と工芸・生活用品部門に計25社が約50商品を出品。来場者は出展ブースで実際に試飲や試食をして商品の味を確かめたり、事業者から商品の説明を受けたりしながら、コンテスト作品に一票を投じていた。

 食品部門で最優秀作品に選ばれた「シーグラスグミ」は奄美のパッションフルーツや黒糖を使用し、見た目を砂浜にあるシーグラスに似せたユニークなグミ。三宅昭江代表取締役は「大変うれしい。今後は島外にも販路を拡大していけるよう頑張りたい」と話した。

 工芸・生活用品部門で最優秀作品に選ばれた「紬POPかや生地ふきん」は、紬柄をポップな布巾にデザインした商品。迫田真吾代表は「コロナ禍が続いたこともあり、家で使える商品を意識した。島外への販売も視野に入れて改善していきたい」と語った。

 イベントに参加した奄美市笠利町のアクセサリー制作・販売業「アマミーカ」の藤井朋子さんは「他の事業者と交流し、いろんな助成金制度も知ることができ有益だった」と笑顔。喜界町で地場産のごま油や塩などを使った加工食品の販売を手掛ける「ハウビー」の谷川理さんも「島外に出る機会が少ない中、群島中の事業者を知ることができて刺激を受けた」と意欲を見せていた。

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