やしのみまつりでステージを盛り上げるバンドメンバーら=10日午後、真栄里公園
ステージパフォーマンスに拍手を送る観客ら=10日午後、真栄里公園
新型コロナウイルスの流行で高校生活が制限された生徒たちが、高校生活の最後に青春のフィナーレを飾ろうと企画した「第2回やしのみまつり」(同実行委員会主催)が10日午後、真栄里公園で開催された。企画・運営に関わった石垣島内の5高校がステージや出店ブースでの体験コーナーなど盛りだくさんの内容を用意。来場者3000人以上(主催者発表)を楽しませた。
同まつりはコロナ禍で「普通」の高校生活を送れなかった当時の高校3年生らが「一生の思い出に残る時間を作り上げよう」と、2021年12月に石垣市公営塾で立ち上げたプロジェクト。学生同士のつながりを強め、島の活性化に発展させようと昨年に続いて開催した。
イベントは、八重山・八重山商工・八重山農林・八重山特別支援の県立4高校、昨年開校した瑞穂MSC高等学校、石垣市商工会が後援に入り、ほとんどを高校生が一から手作りした。
各校のスポーツ部、農高製菓・菓子パン部、商工アイデアロボット部、モルック体験、石垣市公営塾の山プロジェクトなどがブースを設置し、学生や家族連れでにぎわった。
ステージ上では、郷土芸能、カラーガード、ダンス、バンドなどが熱いパフォーマンス披露。
1日に八重高を卒業した4人組ダンスチーム「雅」は、HIPHOPダンスで観衆を魅了。メンバーの藤井可菜美さん(18)は「入学して1年間はコロナでひどかったが、2年生になってイベントとかに出られるようになった。今日は、3年間支えて下さった島の方々に私たちの集大成を見せることができた」と満足そうに話した。
出店ブースでひときわ人気を集めた商工アイデアロボット部。江村陽向副部長(17)=2年生=は「子どもたちの楽しい、作りたい、これどうするの? という反応がうれしかった」と話した。
人気を集めた八重山商工高校のアイデアロボット部=10日午後、真栄里公園
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