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外国人用、指さし会話帳完成 意思疎通に、沖永良部島

フェリー乗り場でのやり取りを想定した指差し会話帳

 鹿児島県沖永良部島の一般社団法人おきのえらぶ島観光協会(德田英輔会長)はこのほど、日本語での会話が困難な外国人との意思疎通を支援する「指さし会話帳」を完成させた。記載言語は英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語。沖永良部島には2023年度、海外からのクルーズ船が2隻寄港しており、今後も増加が予想される外国人旅行者とのコミュニケーションツールとして、心のハードルを下げることに一役買う。

 同島では過去の海外クルーズ船寄港時に、島民や店舗経営者などから「何だか怖い」「店を閉めようか」などと意思疎通が困難なことによる不安の声が聞かれたという。

 こうした状況を受け同協会は、簡単に意思疎通が図れるツールの製作と、翻訳機(市販品)の導入を決定。観光庁の補助事業に採択されたことから、昨年9月に会話帳の製作を開始。同島在住の地域通訳案内士らのグループIGO(アイゴー)や沖永良部バス企業団、コミュニケーションツールの開発などを手掛ける「ゆびさし」(東京都)の協力を得て今年1月に完成した。

 会話帳には▽困りごとがないか声を掛ける▽島口であいさつをする▽困っている内容を確認する―方法などのイラストや、乗り物や飲食、宿泊など困った場面ごとに想定されるやり取りを詳しく記載。船の入港先変更についての説明や、観光地の場所を示したバス路線図など、同島ならではの内容も盛り込んだ。

 同協会の西温子事務局長(45)は「使うイメージをしながら作成できた。今後、講座などを通じて使用方法を説明するとともに、事業者の声をもらいステップアップさせていきたい」と話した。

 4月以降に会員事業者に配布を予定しており、業種ごとに使い方の講座を開き、浸透を図るという。

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