3月19日に開業する「ホテル ドゥ ラルパージュ」
長野県茅野市北山蓼科高原の旧宮家別邸跡地に3月19日、高級ホテル「ホテル ドゥ ラルパージュ」が開業する。2019年5月まで「ホテルハイジ」が営業していた場所で、不動産業などの戸部商事(東京都)が土地と事業を引き継いだ。新築したホテルは高天井、調度品、絵画、照明をはじめ細部にまで本物にこだわり、フランスの邸宅を再現した。富裕層に向けに「上質な日常を提供する」(同ホテル)としている。
敷地面積約2万3000平方メートル、建物は地上3階地下1階建てで鉄筋コンクリート造り延べ床面積約3000平方メートル。客室は全12室。スイートルームは2階と3階に1部屋ずつあり、いずれも100平方メートル超。2階は天井が高く、縦長の窓が特徴的でリビングやベッドルーム、バスルームからは雄大な自然が一望できる。3階は斜め天井など個性的な設計で126平方メートルと全室の中で最も広い。このほかにジュニアスイート3室、エグゼクティブ7室。
館内のレストランでは、東京・銀座でフランス料理店を営む東敬司シェフが監修した四季折々の料理を提供する。東シェフの下で10年以上学んだ料理人が腕を振るう。信州産の食材もふんだんに取り入れていく方針。メインフロアに32席分用意したほか、個室、キッチンサイドシート、テラス席を用意している。
ワインはフランスの由緒あるシャンパンの愛好団体「シャンパーニュ騎士団」でシュヴァリエ(騎士)の称号を持つソムリエ、シニアバーテンダーの小前岳志副総支配人が地下に設けた専用保管庫に常備する約3000本の中から料理に合わせて提案する。併設するバーでは書籍に囲まれた空間で料理の味を引き立てる食前酒や食後酒が楽しめる。
1階多目的空間「ウインターガーデン」は吹き抜けの高天井で天窓から自然光が降り注ぐ。
宿泊は2人1泊朝食付きが標準価格で平均15万円から。加藤安都子総支配人は「一人ひとりのお客さまに上質で密度の濃い時間を過ごしていただき、当ホテルへの来訪が目的となるように努めていく」と話している。
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